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『ラ・マル ボァ』に乗ってどこ行こう?

[『ラ・マル ボァ』に乗ってどこ行こう?]
ポケモンGOやってたら2週間たってました!!!11!

まあそういうことにしておいてもらってあとはお察し下さい。

 

 

さて今回はなんと鉄道の話。最近はやりの「乗って楽しいタイプの観光列車」に乗ってきました。

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とことでやって来たのは岡山駅。早速迎えてくれるのは、ここを発着する観光列車のイラストです。

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まず最初は9番乗り場、津山線を走る『みまさかノスタルジー』。

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その名のとおり、どこかノスタルジックなこの車両。キハ40でこの塗装は…とかいう突っ込みは無しな。
ホームで瓶のコーラを買って座席下の栓抜きで開栓体験が出来る等、一昔前の懐かしさをコンセプトにした列車です。

ちなみにこの列車には自由席の設定がありましたので、急に乗りたくなっても大丈夫。
車内イベントは体験できませんが、雰囲気は味わえたはずです。(※現在は運行されていません)

 

 

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まあ私は全車グリーン席の列車に乗りましたけどね!
という訳で、今回はこの列車のお話ですよ。

 

 

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とことで今回は『みまさかノスタルジー』を見送り、5番線に移動。

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今回乗る列車、名前は『La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)』と言います。
日本語に訳すと「旅行かばん」という意味だそうで、旅支度をする時の楽しさをコンセプトにした列車となっています。

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旅行という非日常を演出する為、発着ホームも一部に手が加えられています。

板張りのお立ち台の様なスペースは自転車組み立てスペース。
というのもこの列車、一部スペースが自転車置き場となっているため、自転車をそのまま載せることが可能なのです。

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その自転車スペースも含めた座席配置表が、時刻表横に掲示されていました。
基本配置は変則の2+1列。1列の側はカウンター席のようになっています。

 

 

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そうこうするうちに列車が入線してきたので早速お乗り込み…

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と見せかけて写真撮影。全車指定なのでそんな慌てて乗り込む必要も無いですしね。
車体はかばんをモチーフに白と黒の2色構成。スタイリッシュな印象です。

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車内の様子。先頭部の自転車置き場はこんな感じで、この日は展示用の自転車が置いてありました。
反対側の連結部近辺はパンフレット等が置かれたフリースペース。隣の車両は同スペースが売店となっています。

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座席はこんな感じ。1人掛け用は喫茶店などのカウンター席風になっています。
2人掛けは一般的な転換リクライニングシート。壁側の足元にはコンセントがありました。

 

 

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いよいよ出発。出発に際しては先ほど写真にも載せました鐘が鳴らされ、ホームで駅員さんが見送ってくれます。
こうした演出はいかにも観光列車という感じで良いですね。

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今回の経路は茶屋町駅からそのまま宇野方面へ向かい、宇野線の終点、宇野駅まで向かうルート。
この道中では車内に港をイメージしたBGMが流れており、雰囲気を盛り上げます。

個人的にはとある物語のワンシーンに自分が入り込んだようなイメージ。
いかにも「これからどこかへ行くで!」と言う気分になれて心躍る感じ、と言えばいいでしょうか。

 

 

と、言いつつも

 

 

実は乗り込んだ時点で宇野から先の行程を一切決めていなかったのでした(笑)

いやー、この列車乗るって最終的に決めたのは岡山駅着いてからだったんですよね。
たまたま券売機叩いたら一席だけ空いてたんだもんね、仕方ないね(本当はそのままノスタルジーに乗ろうとしてた)。

しかしながら宇野で何もせずに折り返すのはさすがに面白くない。かといって小豆島…へ行くのは難しそうだし…

などと考えていた私の目に留まったのがこの地図。

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少し見難いですが、瀬戸内海の航路が一通り書かれています。
もちろん宇野駅(宇野港)からの航路も記載あり。

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それによれば宇野からは直島や豊島に行けるとの事。

そのうち一番行きやすそうだった直島を見てみれば、地中美術館の記載がありました。
いつぞやTwitterで見かけた地中美術館、一回行ってみたかったんですよね。

 

 

とことで、宇野からの行き先を直島に決定。
まさにこの列車の中で旅行の行程を考えるという、旅支度を楽しむひと時。見事に提供頂きました。

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行き先が決まれば後は心地よいBGMを聞きつつ車窓を楽しむだけ…

なのですが、宇野線自体にはこれといった見どころがある訳でもなく。
なんとか見どころを作ろうという試みが見られました。この田んぼアートもこれからの季節が見どころかな。

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またこの列車、ダイヤ上は岡山~宇野間ノンストップなのですが、途中の八浜駅で運転停車。
そしてなんと降りる事ができます。

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その理由がこちら。列車に合わせて駅舎がペイントされていて、ここをバックに記念撮影が出来るんですね。
…しかし特に何もない無人駅なので降りようと思えば降りれてしまう…まあ降りるメリットもあんまりないし大丈夫か。

とまあこんな感じで、各所各所で見どころづくりをされていました。

 

 

八浜駅を出てからは止まることもなく、列車は終点の宇野駅に到着。
一時間程度の行程でしたが、濃密な時間だったように思います。

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この宇野駅も、同じくペイントが施されていました。

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宇野駅からは、列車で考えた通りの行程で港へ向かいます。
現在この地域では瀬戸内国際芸術祭が開催されており、それに合わせてか色々と作品が見られました。

 

 

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宇野港から直島へ。

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宇野港からは船でもわずか20分ほどなのですが、それでも本州とはまた違った、離島らしい光景が見られます。

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地中美術館にも無事行けました。
館内写真撮影禁止だったので館内の様子は何とも言えませんが…玉とか棒とかすごかったです(深刻な語彙力不足

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旅行という非日常。その旅支度をアシストし、さらに楽しいものにしてくれる列車として、『La Malle de Bois』は申し分無かったですね。
道中のBGMも良かったし、何よりあの航路案内が助かりました。

 

 

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とことで『La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)』のお話でした。

今回は1人での乗車でしたが、今度は複数人で乗ってみたいかな。また違った楽しみ方ができるはず。
また橋渡って高松へ行くルートでも乗りたいですね。

 

 

[参考リンク]
観光列車「La Malle de Bois」新たなステージへ!この夏、瀬戸大橋を渡り高松へ運行開始 :JR西日本
瀬戸内国際芸術祭 2016

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