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12月18日 月曜日

[巨大クレーンゲーム?いいえ働くお船です!]
ギミックがアレでアレ過ぎたので今回も適当に切ろうとしていたお船のイベント。

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気が付いたらなんかクリアしてました。最後まで行ったのはかなり久しぶりやで…
あの山城さん(殿様とか言わない方)があんな気迫で突っ込んでいったらまあね、応えてやりたくもなるよね。

 

 

とことでですね、クリアした記念に今月…あいや今回はお船の話です。

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その船は艦艇の様に目立つ存在ではないけど、港湾の安全には欠かせない仕事をしていました。
…クレーンゲームじゃないっすよ?

 

 

 

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先月25日。今回やって来たのは名古屋港です。

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ここで「海で働く船」の船内見学会に参加してきました。

参加費は無料、それどころかパンフ他記念品が入れられた布地の手提げ袋を頂けました。
担当者の雰囲気も「1人でも多くの人に見に来て貰いたい」といった様子でしたね。

それもそのはず、と言いますか、今回公開されたのは『空気圧送船』『揚土船』『浚渫船』の三隻。

…ちょっと船に詳しくないと何をする船か全然わからないですよね。
では実際どんな船なのか、早速見て回りましょう。

 

 

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まず乗り込んだのは『KR3000』。おおよそ船には見えない外観ですが、ちゃんと海上に浮かんでいます。

KR3000の船種は『空気圧送船(風力搬送船)』。

……?

いやあ、船種を聞いてもまだ何をする船か分からないですね。
結局この船は普段何をしているのか?その答えは次の写真をみればわかるはず!

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ひときわ目立つ2つのクレーン!
そうです、これは海上でクレーンゲームを楽しむための船だったんですね!

 

 

そうだねそんなわけないよね。

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とことで改めまして。この2つの赤い部分はグラブバケットと呼ばれています。

これを使って海底の土砂を掴み、下部に見えるホッパーに投入。
そこから搬送管まで移動した土砂は、圧縮空気で送り出され、埋め立て地まで搬送されるという仕組みです。

『空気圧送船(風力搬送船)』と言う船種も、この仕組みから来ている訳ですね。

 

 

ちなみにこの海底の土砂を掻き出す一連の作業を浚渫(しゅんせつ)と言います。

長年にわたり流れ着いた砂で水深が浅くなった港、また名古屋港のように元から水深の浅い港…
こうした港の土砂を取り除いて水深を保ち、座礁等の事故が起きない様にする大事な作業なんですね。

今回この港で公開された3つの船は、全てこの浚渫作業に関わりのある船となります。

 

 

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さて船の方へ戻りまして、早速操船室にやってきました。

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ずらりと並ぶモニタに計器、そしてスイッチの数々。

「さわらないでください」

との張り紙はあったものの、家族連れで来ていた親御さんはそりゃもう静止するのに大変そうでしたね(笑)

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そしてあのクレーンゲーム…じゃなくてグラブバケットの操縦器はこちら。
うーん…クレーンゲームだわこれ。

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重要な仕事をしている船だとは十分認識しましたが、それでもこの形状。
どうにもクレーンゲームの印象が強く残った『KR3000』でした。

 

 

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続いて見学に向かった船はこちら。こちらも船らしからぬ形状に、目立つのは中央部のクレーンと管。

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そして2本のアーム。今度は何のゲーム…じゃなくて何の仕事をする船なんでしょうか。

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船の名前は『P-8160良成丸』。船種は揚土船に区分されています。

ここでは解説担当の方が居られまして、その方の説明によると

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『中央の網掛になっているホースで土運船に積まれた海水ごと吸い上げます。
その際に両脇にあるノズル状のホースからは水を噴射し、土砂の吸引をサポートします』

この船の凄い所はこの噴射する水。
海水ごと吸い上げた土砂から海水と土砂を分離させ、その分離した海水を噴射させる水に再利用しているんですね。

この機能のおかげで海水の吸入は不要、また逆に排水も減らせるため、環境にやさしい浚渫作業が可能に。

ちなみに土運船とはその名の通り土を運ぶ船。
先ほど出てきた『KR3000』の様な船から土を受け取り、運ぶのが仕事です。

そうした作業内容から、今まで紹介した2隻と土運船、この3隻で船団を組んで作業に当たることが多いとか。

 

私「ところで今日はその土運船は居ないんですか?」

解説担当の方「…居た方が良かったですかね?」

 

なにぶんこの企画は今回が初めてなので、色々試行錯誤しているとの事でした。お疲れ様でございます。

 

 

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こちらでも操縦室に入室。こっちのはクレーンゲームと言うより…LRTとかの運転席っぽい?

そしてやっぱり巻き起こる

 

子供さん「これ触っていい!?」

乗組員さん「いいよー、今日は触っても大丈夫なようにしてるからねー」※電源スイッチ切ってある

子「わーい!」※おもむろに電源スイッチへ手を伸ばす

乗「そこだけは触らないでねー」

 

お疲れ様でございます。

 

 

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あとこちらでは船内の居住区画とかも見学できました。
フェリーの様な設備でとても綺麗です。

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…気になるよね、仕方ないね。(熱田神宮と金刀比羅宮でした)

 

 

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さて今回の最後、3隻目の船はこちら。
先ほどの2隻と比べて、一目で船と分かる形をしています。

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少し違うのは、先頭のバンパーとピンク色の装置でしょうか。

船名は『清龍丸』、船種は『浚渫兼油回収船』です。

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例によって船内へ。こちらにはプラ製の説明板があったりと少し様子が違いますね。

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それもそのはず。先ほどの2隻は民間の船ですが、こちらは国土交通省が所有する船となります。

船内の説明で少し気になったのがこちら。

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「この船には舵がありません」

とことで推進方法が特殊。左右にある2つのプロペラの向きを変える事で船の動きを定めています。

そして本来舵のある部分には「ドラグラダー」という装置が付けられております。
これを海底に下ろすことで、浚渫作業を行う事が出来るんですね。

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また先ほど出てきたピンク色の装置は油回収装置。用途の異なる回収装置を両弦に1基ずつ装備しています。
重油流出事故などが起きた際に出動し、油の回収作業を行う事が出来ます。

 

 

といった具合で普段は浚渫、万一の際は油回収が出来る船という事で『浚渫兼油回収船』と位置付けられている清龍丸。
しかしこの船、さらにもう一つ大きな役割を持っています。

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それが災害時対応。

元より浚渫や油回収など、港湾の改修において強みを持つこの船。

そこに各種防災システムやヘリコプターデッキを装備。
いち早く被害のあった港に入港、災害復旧を支援することが可能となっています。

実際に東日本大震災の際には出動し、三陸の各港へ緊急支援物資を運搬しています。

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そんな重大な役目を持つ船ですが、この船も中の居住区域、しかも船長室も見る事が出来ました。
…中央やや右にある鉢巻は気にしない方向で。

 

 

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とことで、今回は「海で働く船」の船内見学会の話でした。

普段目立つことは無くとも、実際やっている作業は大事な事ばかり。
そんな縁の下の力持ちといえる船にスポットを当てた、面白いイベントでしたね。

 

 

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ちなみにこのイベント、各船に乗船するとこんなカードが貰えたんですよ。
次いつ配布されるか分からないことを考えると、ダムカードより貴重だったり?

あと『KR3000』『P-8160良成丸』と『清龍丸』では、所有者が違うせいか若干フォントが違うんですよね。
しかも清龍丸はVer.2.0になってるし。Ver.1.0があるんやな…