[大型連休なので神鉄のヘッドマークを撮りに行こう!]
佐柳島の話があと1回残っていますが、季節要因の関係で今回は地元ネタを一つ。
地元を走る鉄道の1つに神戸電鉄、略して神鉄があります。
この神鉄、今年度で開業から90周年を迎えるんですね。
これに加えて、終点の新開地駅で阪急・阪神・山陽の各路線と接続するべく造られた神戸高速鉄道が開業50周年。
さらに途中の谷上駅で接続する北神急行電鉄が開業30周年。
といった具合で、なんとトリプルメモリアルイヤーを迎えております。
「この計算なら10年おきに必ずトリプルメモリアルイヤー迎えるやん?」って突っ込みは無しで。
ともかくですね、この各種メモリアルイヤーを記念したヘッドマークがこの4月から順次掲出されています。
掲出されている編成は
神戸高速鉄道50周年HM:2編成
神鉄90周年・北神急行30周年コラボHM:2編成
ということで合計4編成。
これに加えて、以前から走っている恒常のHM付き編成が2編成。全て合わせるとHM付き車両が6編成居ます。
気が付いたら随分増えましたね。
こうなると一通り写真に収めたくなってきますよね。ね?
とことで。
今回は大型連休企画として、この6編成全てを写真に収めるべくお出かけです。
やっぱり大型連休、普段とはちょっと違う事をしないといけないよね。
まあ私は2連休なんですけどね。
まずやって来たのは三田線の始発駅であるところの三田駅。
ここではJRの福知山線と接続しています。かつては線路も繋がっていたとか。
なお今回使う切符はこちら。神鉄・高速ゴールデンウイーク1dayパスです。
これなら1日中どれだけ乗り回しても大丈夫。
神鉄全線をフリーで乗れる切符は普段設定されていないので、この切符が使える大型連休は貴重な機会です。
乗るのは普通新開地行。早速HM付きの車両です!ツイてますね!
あいや、50周年記念HMの方はHPに運行時刻表が載っているので追っかけられるんですけどね。
ともあれまずは1編成目。これに乗って、とりあえずは有馬口駅まで向かいますよ。
やってきました有馬口駅。実をいうとここが三田線の起点駅になります。
基本的に神鉄の運行形態としては三田~新開地を一体で運行していますが、路線的には
三田~有馬口:三田線
有馬口~湊川:有馬線
湊川~新開地:神戸高速鉄道南北線
と3路線に跨っているんですよね。
ここでは有馬温泉へ向かう列車もまとめて確認。まあ結果は外れでしたが…
ちなみに、有馬線の終点はこちらの先にある有馬温泉駅となります。
ピストン輸送がメインとなっていてすっかり支線扱いのようなこの区間ですが、立派に本線の一部なんですよね。
その有馬温泉ではなにやら企画が。
折角なのでここから一路温泉へ…と言いたい所ですが今回は先へ進みます。上の企画もそのうち行こうな。
乗るのは再び新開地行。有馬温泉から来る列車との同時入線を狙ってみましたが…まあお察しください。
次に降り立ったのは谷上駅。先ほども触れた通り、ここでは北神急行電鉄と接続しています。
谷上から六甲山をトンネルで駆け抜け、新神戸で神戸市営地下鉄と接続する北神急行。
こちらも開業30周年という事で、様々な企画がされています。
ちょうどその1つである、記念HMの編成が止まっていました。
これに加えて神鉄と共通のHMを付けた編成も居るのですが…今回は神鉄メインという事で深追いせず。
居ればラッキーだったんだけどなあとは思ったのですが、もう一つの編成を見れただけでも撮れ高十分かな?
次の新開地行もやって来た事ですし、先へと進みましょう。
鈴蘭台駅に到着。現在橋上駅舎化にむけて絶賛工事中です。
ここは先ほど紹介した有馬線と、三木・小野方面からやってくる粟生線が合流します。
当然列車本数も増えるので、いよいよここからが正念場…
とか言ってたら向こうの方になんか居るし。
こちらは恒常HMのHAPPY TRAIN編成ですね。ラ!とかサ!とは無関係。
いや、それにしても向こうの車庫で寝てなくて良かった。
そしてさらに、次にやって来た新開地行がコラボHM付編成!
コラボHM付編成は何故か2編成ともに運行時刻表が非掲載だったのですが、まずは1編成を激写です。
とことで気づけば残り3編成。余裕も出てきた事ですし、この列車に乗って少し先へと進みましょう。
この前ついに廃止となった菊水山駅を通過して…
やって来たのは鵯越駅。
普通しか止まらない駅ですが、駅前後の勾配がキツい事もあって“神鉄らしい”写真の撮影におススメの駅となっています。
こんな感じでね、撮れる訳ですね。
いやね、もうお分かりだとは思うのですが、皆様ならもっといい写真が撮れると思います。
この前の猫といい、どうして動いてるものを撮るとこうなるのか…
山間ののどかな駅ですが、周囲は源平合戦のキーともなった有名な場所。
乗り潰しなどで神鉄に来られた際は、ぜひ途中下車で立ち寄って欲しい駅の1つですね。
でまあそれこそ下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるってなもんで、何枚かはまともに撮れた…気がします。
もう1つのコラボHM編成も撮れたし、さらに粘ってたら折り返しで帰って来たさっきのコラボHM編成も撮れちゃったよ。
気が付けば久々の撮り鉄活動に勤しんでおりましたが、そろそろ移動しましょうかね。
とりあえずは粟生線方面へ向かうべく鈴蘭台方面へ…
ってなんか来たけど!?
はい。
以上、5つ目のHM付編成、恒常HMのミュージアムトレインでございました。
今にして思えば慌てて反対ホームへ移る必要も無かったんだし、もう少し粘ってりゃ良かった…
失意の鈴蘭台駅ですよ。過ぎたことは仕方ないですよね。
てか、しばらくすれば新開地から折り返してくるだろうから、それを待ちますかね。
そうと決まれば気を取り直して。ホーム端から有馬線と粟生線の分岐部分を望みます。
この光景も好きなんですよね。どう見ても両路線ともに勾配キツいのが見て取れる辺りとかね。
あら?
おやおや。
ちょうど粟生方面から50周年記念HMを付けた編成がやってきてこれは…
今回の目標達成じゃないですかやったー!
いやあ、なんとなく企画してみたものの少し不安要素もあったこの企画ですが、無事に終了いたしましたね。
思ったより簡単に終わったかな?コラボHM編成以外は毎日の運行時刻表が出てますしね。
とことで、皆様も是非チャレンジしてみてください。それでは!
……
で終わっても良いかなって思ったんですけどね、やっぱりもう一駅立ち寄っておこうかなと思いまして。
目論見通りやって来たミュージアムトレイン編成に乗って、今度は粟生線に入ります。
三木駅にやって来ました。
昔からの市街地にあるこの駅の印象は『なんだか狭苦しい』。
駅自体がカーブの途中にありますし、踏切を過ぎた先にある合流ポイントのカーブがまた鉄道模型並みにキツい。
そして駅舎もまた、民家と線路の間で窮屈そうに立つ、こじんまりとした駅舎“でした”。
□神戸電鉄駅舎が全焼=沿線建物火災、乗客避難:時事ドットコム
□神戸新聞:神鉄三木駅全焼24時
記憶に新しい所だとは思いますが、その駅舎は3月に民家火災のあおりを受けて全焼。
現在は跡形もなく撤去された状態となっています。
ちなみに三木駅は方面別に駅舎が建っており、鈴蘭台方面ホームにある駅舎は健在です。
とは言え粟生方面ホームに立っていた駅舎は開業当時からの物。
それこそ90年来の見慣れた建物が、一瞬のうちに燃え尽きてしまいました。
加えてここを走る粟生線は、度々廃線の議論も起こる赤字路線。
寄付金等を募って再建しようという流れにはなっていますが、今後どうなるかは不透明な状況です。
という事でですね、今回私もなんとなくで神鉄を乗り回すような企画を行ったわけですが
皆様も是非足を運んで頂ければ嬉しいなあと思う次第でございます。
ちなみに三木周辺で観光するとすれば、一つ手前の三木上の丸駅で下車するのもおススメ。
これまた年季の入ったホーム屋根、そして駅舎が出迎えてくれます。
三木城址や金物神社と言った観光スポットもこの駅が最寄り…ってこの看板もなんかエラいことになったな…
城跡からは神戸電鉄を含めた三木の街並みを見る事ができますので、どうぞ立ち寄って見て下さい。
とことで。今回はHMを追いかけましたが、今後神鉄では
□1000系車両に旧塗装を施した「メモリアルトレイン」を運行します(pdf)
といった具合でさらに興味深い企画が予定されています。
繰り返しにはなりますが、これを機会に足を運んで貰えればと思います。
神鉄での復活塗装なんて私も今まで見たことがないので、個人的にも結構楽しみなんですよね。
とことで、最後は少し話が逸れましたが、
大型連休中に使えるフリー切符を使って神鉄のHM付編成を追いかける企画、無事成功で終了です!
さてさてちょうどHM付編成が来ましたし、鈴蘭台方面へ戻りますかね。
人の動きが激しい大型連休、あえてこういう小旅行も良いんじゃないでしょうか?