[行止り県道を見る・兵庫県道292号]
国道や県道と言うのは、基本的にとある地点ととある地点を結ぶために制定、整備されます。
が、その夢叶わず行止り国道・県道になっている道も少なからずありまして。
私の住む兵庫県でも、そんな行止り県道が主に山間部で多数存在します。
そんな事で今までも気まぐれに足を踏み入れてはサイトのコネタにしてきましたが、今回もそんな話の一つですよ。
とことでたどり着いたのは、篠山市にある上小野原交差点。
ここでは国道373号と県道292号が交差していますが、今回紹介するのは県道292号の方。
写真で見て右折方向に進んでしばらく行くと、行止りポイントにたどり着きます。
はい、とても楽しみですね。
右折して少し走った所の様子。
全力で「この先何も無い」アピールをされている様にも見えますが、実際にはこの先に四斗谷という集落があります。
しばらく走ると突如として池が現れ、この池を過ぎると四斗谷の集落に入ります。
途中集落の中心地である四斗谷公民館のあるT字路に差し掛かりますが、ここは要注意ポイント。
普通に行くと直進してしまう所ですが、ここは左折が正解です。
…ふむ。こうしたルート設定を見ると、一応は目的地への道筋をどうにか考えたってことなんだろうなあ。
しかし現実は厳しい。左折して少し進むと、かなり心もとない道へと変貌。
さらに悪化。
そしてついに未舗装区間となり、ナビでの県道指定はここで終わりを告げます。
ちなみにこの先しばらくは走れるものの、草むらにたどり着くだけで山越えは出来ない様子。
それでももし、もしも山越えが可能であった場合、この道は下写真の地点に到達することになります。
そうだね、とりあえずここに道があったから県道に指定したんだね。
ちなみにこの兵庫県道292号はこの先にも一つ行止り区間があり、本来の目的は全く果たせずにいます。
こうなると逆に、どうしてこのルートで県道を制定するに至ったのか、何てことも気になりますね。