[宮崎→神戸フェリーの旅]
アヴェンジャー召喚して「町さんだ!すごーい!たのしー!」とかしてたらイベント終わりかけてた(情報過多
どうにかこうにかここまでは行きましたが。
『まつかぜ』だもんね、迎えに行くしかないよね。福知山線ユーザー的にね。
そういやこの後次の作戦海域云々の表示が出たけど確認する間もなく終わったね…
さて今日のお話。
これまた艦これ関連イベントで鹿屋に行った帰りのことです。
翌日昼前までには神戸へ帰りつきたかった私。
それに見合った交通手段を検討していたのですが、どれもイマイチぱっとせず。
「もういっそのこと適当に手段見繕って、あとはサイコロでも振って決めるか!」
と投げやりな行為に出た結果
こんなの出ました。
宮崎~神戸航路の宮崎カーフェリーです。
宮崎港19:00発。瀬戸内海には入らず、四国沖を経由して翌7:30神戸港到着となります。
船室は特等室、1等室、2等寝台、2等室と多様。
てか実のところサイコロも「1なら特等、2なら1等、3なら2等で…」てな塩梅で割り振りしてましたからね。
そらこんな割り振りしたらそうなるよ。
ちなみに出目は2だったので今回は1等室となりました。お値段は18,510円。
これで1の特等(23,760円+貸切料金)が出たらどうしようかと思いましたが、この日はそもそも満室でございました。
2部屋しかないもんね。
乗船案内があったので船内へ。
連絡通路を通り、船内のエスカレーターを登るとホテルのロビーじみた場所に出ました。
まずは案内所に行き、個室のカギをもらいます。
寝台室があるのはもう一つ上の階なので、今度は階段で移動。
階段を上った所のスペースは共用のラウンジ様になっていました。
2等寝台室と特等・1等室は船の前方後方で分けられています。
2等側がリノリウム張りなのに対し、特等・1等側は絨毯張りの廊下で若干豪華。
その中でも特等室の扉は柄入りでさらに豪華。ちなみに2等は赤、1等は青の単色塗りです。
それでは早速今日のお部屋へ入りましょう。
!ビジネスホテルだ!
いやー、さすが1等というべきなのか、想像以上に立派なお部屋ですな。
クローゼットや洗面台も完備で、あとこれで浴室トイレがあったらホテルと遜色ない設備です。
ちなみに今回泊まったのは1等の1人部屋(S室)タイプ。
1等室には4人部屋もあり、そちらは設備が少し異なります。くわしくは公式の客室案内参照で。
A室ならトイレまであるのか…
退避方法の案内板があるあたりはここが船室だと思い出させてくれます。
思った以上に豪華でこれはがっつり寛ぐしかない。
フェリーターミナルとかで買った夜食をつまみながら、優雅にtwitterでも見ますか…
…?
!!
なんと電波が圏外。
この時点ではまだ出港前で十分電波を拾える状況だと思うのですが
元々電波を拾いにくい船内。
さらに1人部屋は内側にあり、扉を閉めると鉄の箱に入った状態になる為さらに電波が拾えないようです。
逆に言えば扉を開放すれば多少なりとも電波は届くのですが…折角の個室だしねえ。
窓の1つでもあれば違うんでしょうけど、これもまた船体の内側という立地から叶わず。
まあ限られた船内で多様なアコモデーションを用意するのも大変でしょうし、あまり贅沢も言えないですかね。
なお現在のところ、船内で用意されたWifiは無いようです。
こうした事情から、必然的に室内でのお供は備え付けのテレビとなります。
通常のテレビ放送の他、現在の航行位置を案内してくれる画面もあり。
これが見てると意外に楽しかったり…
定刻になり出港。船は日向灘から足摺岬方面へ向けて航行します。
しばらくして船長さんからのアナウンスが
「本日は低気圧の影響で沖合は時化ておりますが、航行には問題ありませんので~…」
なるほどですね。
…
そうだねめっちゃ揺れるね。
場所はまだ日向灘。
この調子だと船酔いしそうだったので、取り急ぎお風呂へ行くことに。
展望浴場。浴室内は足も十分延ばせる湯船が3つ設置されていてかなり広め。
シャンプー類完備のシャワーもあり、快適でした。
ただこの時点で結構揺れており、油断するとすっ転びそうになったのでその点は注意。
あと凄かったのは、揺れが大きいと湯船の湯が波打って、仕舞いには渦巻きだしましてね。
初めての体験で楽しんでいたら、つい長風呂になってしまいました。
さて風呂も入ったので後は寝るだけです。
もちろんリネンも完備。しかしどこかで見たようなマークだな…
前日から若干寝不足だったこともあり、比較的すんなりと眠りに付きました。
どっこい叩き起こされる。
場所は足摺岬沖。絶賛外海航海中です。どうやら波を超える時の激しい縦揺れで目が覚めたようですね。
この後も四国沖航行中は、眠りに落ちては叩き起こされる…を何回か繰り返しました。
しかしそのうちに揺れもだんだんと収まり、落ち着いて寝られる状態に。
まあ揺れが収まったって事は内海に入って来たってことなんですけどね。
気が付けば既に紀淡海峡、神戸港まで残り60㎞あまりの地点まで来ておりました。
その後しばらくお布団と遊んでいるうちに船は大阪湾へ。
そろそろ朝の支度と、食堂が開いたようなので朝食を食べに行きましょうか。
食堂は最初乗り込んだ案内所がある場所と同じ階にあります。
朝食セット。500円でこれなので妥当な所でしょうか。
今回は洋食にしましたが、和食の方はごはん味噌汁付きなのでそっちの方がお得感はあるかも。
また食堂自体は出港前からも2時間ほど開いてまして、その時間帯は夕食バイキングが用意されています。
ばっと見は普通の食堂ですけど、よく見るとテーブルは元より椅子も鎖で繋がれているんですね。
この辺りを見ると、改めて自分が船に乗っていることを実感します。
確かに昨晩のような揺れだと、普通にしてたら転げ回るわな。
朝食を終えてからは船内の探索。
生憎の天気ですが、窓の外にはうっすらと淡路島が確認できました。
昔ながらのゲームコーナーって感じの一角。
…なんか手前の女の子が今眼鏡外したような気がするけど気にしないでおこう。
そうこうするうちにいよいよ神戸港が見えてきました。
部屋に戻って下船準備ですね。
下船前に一枚。雲の隙間から見えた朝日と神戸大橋がちょうどいい具合に重なってくれました。
夜間の車窓やこうした夜明けの光景が見られるのは、夜行交通機関ならではです。
とことで宮崎から12時間あまりの船旅を終え、神戸港に到着しました。
フェリーターミナルの展望デッキから。お世話になりました。
向かいには…なんかよく見たことのある、風が恋を運びそうな船が。
時間的にそのまま乗り継げそうなダイヤが組んでありますが…そんな需要はさすがに…どうなんでしょ。
フェリーターミナルからは歩いて三宮駅へ。写真撮ってたら連絡バスに乗り遅れたともいう。
とは言え歩いてもそこまで苦にならない位置なのが良いですよね。
とことで、宮崎港からの宮崎カーフェリー乗船記でした。
いやあ、船旅良いですね。
今回は一切の割引なしで乗りましたが、事前に行程を組めば割引もあるようですし。
移動と宿泊を兼ねての手段としてはかなり良かった。
天気運に若干左右される所もありますが、寝台列車も消えた今、夜出て朝着く交通手段があるのは有難いものです。
特に関西~九州航路は使い勝手が良さそうなので、移動手段の候補として積極的に加えていきたいですね。
[参考リンク]
□宮崎カーフェリー — Miyazaki Car Ferry —
□神戸フェリーガイド