[運行初日の京阪プレミアムカーに乗った話]
コミケお疲れ様でしたー!
とはいつの話か。
そのコミケが終わった後の休日を全て外出に充てた結果9月になっておりました。
いやほら、次の本のネタとか考えないといけないし?(当方売り子専門です
ともあれ今日はその外出の一、京阪プレミアムカーに乗った時の話。
8月20日の運行開始当日に乗ってまいりました。
まず行ったのは京橋駅。予約した列車の時間まで少し間があったので寄り道です。
改札に向かう階段はご覧の通り。意気込みが感じられます。
あといつもの。相変わらずのクオリティ。
ここからいったん淀屋橋駅へ戻ります。
さて、先ほど「予約した列車」と言いましたが、このプレミアムカーは座席指定車。
乗車券に加えてプレミアムカー券を購入する必要があります。
で、その方法は2通り。
□プレミアムカークラブのご案内|京阪電車 -座席指定-特別車両 PREMIUM CAR
まず1つ目が、このプレミアムカークラブの会員となり、ネット経由で予約する方法。
クレジットカード登録の上での会員登録が必要ですが、いつでもどのタイミングでも購入できるのが良いですね。
そして2つ目が
各駅にあります窓口で購入する方法。自動券売機では発券できないので要注意です。
あとホーム内にも券売機の設置はありません。窓口でお買い求めください(大事なことなので2回
これは正直どうなのかなあと言う気がしなくもないのです。
例えばこの窓口が京橋駅(写真左)の様に券売機と隣接していればまだ分かりやすいのですが、淀屋橋駅(写真右)は券売機から離れた場所にありますからね。
ちなみにホーム内券売機については、関西だと全車指定特急列車を走らせる近鉄、あとこの前から『泉北ライナー』を走らせている泉北高速とも設置されています。
設置費用の問題はあるでしょうが、この辺りに倣って検討しても良いのではと思いますね。
さておき乗車記へ戻りましょう。ちなみに私はプレミアムカークラブからの予約で押さえておりました。
とことでこちらがプレミアムカーの組み込まれた8000系です。
前面にはデビューを記念した、京阪お得意のHMが付いています。
プレミアムカーは6号車。往年のテレビカーよろしく、車体上部にプレミアムカーの表示が。
またドアが2扉から1扉になっており、封鎖された方の扉付近は窓配置が少し変わっています。
ドアはこちら。金色のドアがプレミアム感を演出しています。
ホームには乗車口案内も設置済。
ドア横にはLED幕が増設。誤乗車が無いよう、発車時刻の表示などで案内をしています。
車内は1+2列シート。顔回りを覆いこむようなヘッドレスト周辺のデザインが印象的です。
広いシートピッチに収納テーブル付きで、グレードはもうJRの特急列車並み。
座った感触は若干固めですが、乗車時間(1時間弱)を考えるとむしろこの固さが良いですね。
シートピッチは従来から変更されていますので、窓枠と合わない座席もあったり。
しかしながらここにも装飾があって、これはこれで悪くない印象です。
コンセント及びFreeWifiもあり。捗りますねえ。FGOとか。
あと個人的にはこの区画が
『ムンライトながら(コ)』
(JR 373系の車端部ボックスシート)
っぽくて気になります。
車いす優先という事で予約に制限があるようですが、4人グループで使ってみたくなるスペースです。
さてさて、乗車してしばらくしないうちに淀屋橋駅を発車。
……
発車してしまえばこれと言って書くことも無いんですよね。いつも通りの京阪ですし。
ちなみにプレミアムカー専属のアテンダントさんが居ますが、特に車内検札などは無く。
途中一度だけ通った車掌さんも検札はしなかったので、どうやら基本的に検札は無いようです。
新幹線同様、予約がない席に座っていた時なんかは確認する感じでしょうか。
座り心地については、先ほど書いた通り座面は固すぎず柔らかすぎず。
あと顔回りを大きく覆うヘッドレストは良いですね、包まれてる感じで落ち着きます。
あとはですね…えーっと
そうそう、車内限定でオリジナル商品がありまして、アテンダントさんから購入することができます。
2,000円のブックカバーと4,000円の扇子。周りの方々でも記念にブックカバーを買われる方が数人いらっしゃいました。
私はもちろん扇子です。
さすがに4,000円の扇子はどうなんや…とも思いましたが、これがまたかなり高級感あふれる作りでして。
車内限定品でそんなに出回ってないでしょうし、しばらくはイベントとかで見せびらかすことにします(笑)
1時間弱の乗車で、列車は終点の出町柳に到着。
改札は出たものの、特に出町柳でやることも思い浮かばなかったのですぐに三条まで折り返したのは内緒。
それにしてもあのグレードの車両に1時間弱ってのは何か物足りないというか、もっと乗っていたい感じでしたね。
今までの8000系ですら「これで追加料金なし?」と言わんばかりの内装でしたが、
「ウチが追加料金有にするんやったらこれくらいやりまっせ」
という京阪の気概が感じられる、見事な内装がそこにありました。
しかもあれ、まだ2階建て車両は今まで通り無料で乗れるわけで。
一部有料の指定席を設定した結果、日本一豪華な無料特急の名に更なる箔が付いたとも言えるかもしれません。
そうなると残念なのは発券システムだけでしてねえ。
平日には全席指定のライナー運用もあるようで、それだとさらに券売機の必要性が増しそうなのですが…
ともあれ概ね好調なスタートの様ですし、運用が落ち着いてきたら設置してほしいなあと思う所です。
とことで。あとはちょっとおまけで。
プレミアムカー導入の前日。
8000系にプレミアムカーを組み込むべく車庫へ一斉に引き揚げさせた結果、特急運用がこんな感じに。
一部では「京阪夏の代走祭り」として盛り上がったとかなんとか。
特急運用絡みでもう一つ。このプレミアムカー組み込みの8000系は、20分おきにやってきます。
ただし特急自体は10分に1本ペース。ではこの8000系ではない方の特急は?
そうだね彼が入ってるんだね。
中之島線の快速急行用車両として導入されたものの、肝心の中之島線がちょっとまああんな感じなので早々に本線入り。
その後特急にも入るようになったため、8000系と比べてしまうとどうしてもハズレ特急扱いされてしまうハメに。
そのアタリ側が今回さらにパワーアップしたもんだからもうホント不憫と言うかなんというか。
そんな3000系ですが、一つ良い話題としてノンストップ快速特急「洛楽」の担当になりました。
プレミアムカー導入で8000系の洛楽運用が無くなったようですね。
京阪電車3000系車両の正面デザインが変わります。
新たに液晶ディスプレイや装飾灯を設置し、快速特急「洛楽」運転時には『洛楽』の文字を、特急運転時には『鳩マーク』を表示します!
9月中旬から開始予定ですよ。 pic.twitter.com/tANb5MPyJu— 京阪電車【沿線おでかけ情報】(公式) (@okeihan_net) 2017年8月25日
そしてこの案内。鳩マークや専用表示で、3000系にもようやく特急用車両の風格が付きそうです。
なんか全体的にせり上がって前面展望が悪くなったとかも言われてるみたいですが、鳩マーク掲げて走る3000系も早く見たいですね。