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from 明石(浦) for 摩耶(山) 2日目-最初で最後の菊水山駅訪問-

[from 明石(浦) for 摩耶(山) 2日目-最初で最後の菊水山駅訪問-]
英単語混じりにしてまでタイトルに入れているけど、明石も摩耶も全然出てこない疑惑。
今回は出てくると良いですね(他人事

とことで六甲全山縦走のお話、前回からの続きです。
メンバーも少し変わり、時は随分と流れて2017年の12月になっていました。

 

 

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前回の解散地点である長田駅に戻ってきました。

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長田駅から神戸電鉄の丸山駅に向かう形で歩いて行くと、縦走路の看板が見えてきます。
六甲全山縦走路は度々住宅地の真ん中を突っ切る事があるのですが、この辺りもその区間。

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時折神戸電鉄の列車が走る姿を見ながら、鵯越駅まで歩く事となります。

 

 

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神戸電鉄、鵯越駅。

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山間にポツンと現れるその風情は秘境駅の様な雰囲気も感じますが、この辺りも割と住宅地が広がっています。

平坦地が限られているため、新開地方面のホームは斜面に張り出すような形で設置。
縦走路はそのホームの下を通るような形で続いています。

 

 

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鵯越駅を過ぎるといよいよ山道に入り、次の山、菊水山へ。

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山道とは言えこの辺りも引き続いて神戸電鉄が近くを通っており、こうして整備された場所に出てくることもあります。

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そして先ほどの鵯越に続いて、ここにもちゃんと駅があるんです。
言ってるうちにホームが見えて来ましたね。

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まあ、もう何年も前から休止されて入れないんですけどね。

 

 

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とことでこちらが鵯越駅の隣駅、菊水山駅です。
もはや「駅」というより「かつて駅だったもの」になっていますが。

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先ほどの鵯越駅とは違って、この辺りは完全に山の中。正真正銘の秘境駅です。

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駅に到達する道はこの縦走路のみ。
当初はハイカー利用を目論んで、この縦走路がある場所に駅を設置した経緯があるようで。

とは言え、実際縦走路を行くなら隣の鵯越駅からでも、なんならその手前の丸山駅や長田駅からでも行ける訳で……

もとより人家は皆無、その上でハイカー利用の駅としても若干中途半端だったこの駅。
停車列車も少なくなり、平成17年3月でついに営業休止となりました。

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この区間の列車本数自体は結構多いのですが、この駅に止まる列車は皆無。

しかし休止扱いながらも、この時点ではまだ駅として存在している状態。
このタイミングで訪問できたのは、この縦走路登山における一つの良い思い出になりました。

 

と言うのも、菊水山駅は我々が訪れた後の平成30年3月で正式に廃駅となっています。
結果的に現役の駅としての菊水山駅に訪問できたのは、これが最初で最後となりましたね。

 

菊水山駅を後にし、次は山頂へ向かいます。

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先ほどの看板に従えば道のりは1kmほど。
しかし高低差が200m弱あるので、比較的険しい山道を歩く事になります。

つまるところ先ほどの駅を降りれば山頂はすぐそこ!というような立地でもないんですよね。
もしそのような立地であれば利用状況も変わったかもしれませんが……自然相手にそこまで都合よくは行きませんね。

 

 

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菊水山山頂に到着。標高は459mです。
じりじりと高度を上げて、ついに400mを超えてきました。

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先ほど横を通って来た神戸電鉄の線路が遥か下に見えます。

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ここは縦走路の中継地点とも言える場所で、休憩に使えるあずまや、そして展望台があります。

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山頂広場の一角にはこの先のルートを示した看板も。

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あっ、ついにここで摩耶の文字が見えましたよ!やりましたね!

 

 

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看板のいう事には、この先天王吊橋を通って鍋蓋山、再度山と進むと次は摩耶山に差し掛かることになります。
思えば長い道のりだった……まあ縦走路自体はその先もまだ随分と続いていますが。

 

 

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天王吊橋。

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ハイキングコースの吊り橋という事でスリリングな構造を期待したのですが、かなりしっかりとした作りの橋でした。
眼下には有馬街道が走っています。

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この後鍋蓋山を制覇し、再度山の大龍寺を通過。
少し開けた、市ケ原という地点までやってきました。ここから再び山道に入れば、ついに摩耶山に突入です!

 

 

と、言う所だったのですが。

メンバーの一人がここでギブアップ宣言。

いやギブアップというのは聞こえが悪いですね。
下山の事を考えると、この辺りで一旦離脱したいという話になりました。

そう、山に登ったら降りないといけない。
登ったは良いけどそこで体力を使い果たしてしまうと、その後が厄介なことになります。

私も摩耶山に登りたいばっかりで、その辺りまで気が回っていませんでした。

 

 

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またこの市ケ原は近くに布引ロープウェイが通っており、これを使うと新神戸、そして三宮へ出ることが出来ます。
縦走路からの途中離脱にはうってつけの地点なんですね。

以上のような理由もあり、今回はメンバーの提案を採用してここで下山することにしました。

 

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布引ロープウェイの風の丘駅に到着。
近いとはいえここまでも少しは歩くわけで、そう考えると残り体力との相談は重要です。

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そしてロープウェイで新神戸に到着。
さっきまであんな山奥に居たのに、ここはもうのぞみも全停車の新幹線駅です。不思議な感覚ですね。

 

 

とことで今回はここまで。次回こそは摩耶山に……!

なんですけど、なにぶんメンバーはみんな三十路越えの社会人。なかなか時間がありません。
あと体力もありません。

摩耶に行きたいという気持ちはありつつも、時間はどんどんと過ぎていきました。

結局摩耶には行けたのか!?その結果はまた次回に。

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