[年末青森旅行・人間失格]
前回は竜飛岬を散策しました。
天気晴朗なれど国道は通れず。
階段国道走破はまた夏に夢見て、次のポイント、津軽鉄道の津軽今里駅に向けて出発。
国道339号…の階段の部分はパスしまして、引き続き南西方向に走る事としました。
しかし国道は通れず。
国道339号、冬季通行止は階段国道だけではなく外ヶ浜町~中泊町の山道区間も該当するんですね。
厳しい、竜飛の冬は厳しい!
通行止区間にぶち当たった記念でちょっと寄り道。道の駅みんまやです。
この道の駅自体も冬季休業なのですが、駐車場横の広場で青函トンネル建設時に使われた機械の展示がされています。
野ざらしとも言うのかもしれない。
潮風が吹くこともあってか、展示状況はかなり悪く。
説明書きは取れているし、肝心の機械は底抜けるほど朽ちている状態でした。
極めつけはこの休憩所の屋根。なんかもういつ落ちてきてもおかしくない状態なんですけど…
青函トンネル記念館も併設してありますし、道の駅となっている以上は撤去も含めて管理が必要かなあ。
特に休憩所の屋根ね。
そんな残念展示を後にしまして、改めて津軽今里駅へ向かいます。
日本海側の山道区間が通れなかったので、結局もと来た道を戻る形に。
先ほど津軽線で通った奥津軽いまべつ駅を経由し、国道339号の通行止区間を迂回します。
津軽中里駅に近づくと、この年何度も見た気がする岩木山が見えてきました。
津軽中里駅に到着。ここからはまたも運転手さんのご厚意に甘えまして、津軽鉄道に乗換えます。
乗車するのはストーブ列車。機関車+気動車+旧客2両という変わった編成で、出発準備を整えている所でした。
ちなみに前回も書いた通り、この津軽今里駅からは津軽線の三厩駅までつなぐ計画がありました。
その為末端部分は一応この先へも繋げられるような構造になっています。すぐにトンネル掘らないとダメだけどね…
それではストーブ列車に乗るべく、切符を買いに行きましょう。
!?
まさかのキャラパネル。鉄道むすめ…むすめというかむすこだし、これは一体!?
といった所で今回のお目当てです。この冬、津軽鉄道は文豪ストレイドッグスとコラボをしておりました。
最近だと時々見かける地方私鉄と漫画・アニメとのコラボですが、今回のきっかけは太宰治。
以前から車両に「走れメロス」のHMを掲げており、同じく太宰が登場する同作品とのコラボに繋がったんですね。
パンフにはストレイドッグスVer.の太宰治。
なお鉄道むすめは鉄道むすめでいる模様。今度のスタンプラリーにも参加…はしてないのか。
つか青森鉄道むすめは一切参加しないのね。
話を太宰に戻して。
今回のコラボに伴い、車両に掲げるHMが少し変更になってました。
それがこちら。
『 人 間 失 格 』
HMの変更に伴い列車名も『人間失格号』。なかなかのパワーワードです。
と言うかこの字面の強さに惹かれて今回乗りに来たと言っても過言ではない。
このHMが掲げられているのは気動車の方。そしてこの車内はと言いますと
なるほどですね。
なんだか京阪京津線あたりで見たような光景が広がってました。
壁面にも大きくシールが貼られていた辺り、結構気合の入っている方だったかと。
しかしまあ…
太宰治が可愛いと思う日がくるとは思わなかったな…
先頭の機関車については従来通りのストーブ列車HM。
そして今回はストーブ列車の乗車券を購入したので、乗車するのはストーブ列車として運行する旧客車両となります。
旧客側には特に装飾もなく。というかよく考えたら動いている旧客に乗るのは初めてかも?
そう考えたら俄然旧客を楽しむモードになってしまいました。
とことで人間失格号とは五所川原までお別れ。ストーブ列車を満喫することにしましょう!