[足が無ければ足を使えばいいじゃない -新見→刑部徒競走・前編-]
急に休みが出来たりした時、「折角だから今日は出掛けようかな?」って思うじゃないですか。
当然工程も煮詰めないで旅行を始める事になるわけですが
こういう事、あると思います(3時間20分待ち)
さて困ったという話。
次の列車が来るまでこの街で遊んでいれば良いのかもしれませんが、
流石に3時間超となると時間の使い方が難しい。
とは言え他にやる事も無いのでここは大人しく待つしか……
……なるほど三駅先の刑部駅まで17㎞か。
まあ普通に歩いたら3時間47分なので、さすがに間に合わない感じがありますね。
ただここでちょっと聞いて欲しいんですけど、私ハーフマラソンは2時間前後で走れるんですよ。
つまり走って刑部駅まで行けば、ちょうどいい感じに次列車を待てるのではないかと思いましてね?
とりあえず刑部駅まで走ってみる事にしました。
17㎞という事はハーフマラソンよりも短め。
これで私が本気出して走っちゃうと、間違いなく大幅に時間が余ってしまいます。
ですから、途中休憩を取りつつ走る事にしました。
休憩ポイントとしては途中駅の岩山駅と丹治部駅、あとなんか見どころがあればその都度って感じですね。
普通なら立ち寄りにくい駅探訪もしつつ時間も潰せる、我ながら完璧なプランニングです。
まあ完全に慢心だったんですけど。
10:40にスタート。まずは近場で気になった「旧新見郵便局」の建物を見に行きました。
目的の場所まではほんの100m程度。
こちらが旧新見郵便局らしいです。なるほどね。
なるほどですね。
急ぐ旅です、次へ行きましょう。
ここからしばらく走ると新見駅構内の留置線が見えてくるのですが
なんかおる!なんかおるやんけ!!(明らかに上がるテンション
またとないチャンスとばかりに、この後しばらく良さげな撮影ポイントを探して走り回ります。
が、残念ながら良いポイントは見つからず。
苦し紛れで近場の江連橋(昭和8年竣工)と絡めて、昭和っぽい雰囲気に仕上げておきました。
ところでこの橋の辺りの雰囲気が割と良くてですね。
橋から市役所方面へ向かう道が商店街の様になっているのですが
この建物の壁とか素晴らしくないですか?
壁に燦然と輝く「肉」の文字。
見ての通り肉屋さんなのですが、この建物肉屋以外の用途では絶対使えないですよね。
屋根の形状も凝ってますし、これはもう芸術作品とも言えませんか!?
そんなこんなでこの周囲をしばらく探索しておりましたが、タイムリミットもあるのでそろそろ先へ進みます。
駅周辺からしばらくは何かと建造物があり、なにやら面白いものもあって気もまぎれますね。
ただその先へ進むと建物も少なくなり、風景が単調になっていきます。
ちなみに今走っている道は岡山県道32号線です。所々線形が改良されていて、旧道の痕跡が見えます。
ジョギングで移動しているからこういう部分もじっくり観察出来ますね。
ただ線形改良されている部分はオーバーパスやらなんやら色々ありましてですね……
……
あのね、そろそろ足やら肺が限界っぽいんですよ。
(現在地:新見駅から約5㎞)
この調子で果たして無事に辿り着くのか?後編へ続きます。