[GoToって何?本当にお得?他人任せにしたからなんも分かりませんでしたけどとりあえず久しぶりに遠出してきました!]
『始まりましたGoToキャンペーン!なんか上手い事申請してお得に旅行しよう!』
そういわれてはや2か月。
アレが収まる気配もなかなかありませんでしたし、私自身もあまり予定が立たなかったので使う事は無いかな?
と思っていたのですが、今回ひょんなことから旅行に行く機運が高まりまして。
実に半年ぶりの新幹線に乗って、九州方面へと旅行に行ってきました。今回は久しぶりの旅行記ですよ。
でまあ出掛けるのは良いのですが、現状どういう対策を取ればいいのかは考え所。
マスクは当然のことながら、加えてアルコール入りのウェットシート、スプレーも用意してみました。
旅先で何か触るたびに除菌していくスタイルで参ります。
出発日は2020年9月19日(土)、世間で言うと4連休の初日ですね。
久しぶりの新幹線は随分早く感じました。2時間程度の乗車で小倉駅に到着です。
なお新幹線はGoTo関係なしで、株主優待券を使用。この辺りの券も需要減少でお安くなっているようです。
九州上陸後からは、こちらの『みんなの九州きっぷ』を使用。
詳細はリンクで確認いただければと思いますが、新幹線含めて2日間乗り放題と、かなりお得なきっぷですね。
小倉からは、修繕工事を終えてからしばらく経った門司港駅に行く算段を立てます。
まあ本数も多いので適当に来た列車で向かいまs……
なんか来るわ。
これを確認した直後、改札にとんぼ返りして一旦出場。
そしてみどりの窓口で特典の指定席券受取(1回目)を使うという、いきなりのきっぷフル活用ムーブを行いました(笑)
とことで特急『かわせみ やませみ・しんぺい』に乗車です。
なんか長ったらしい名前ですが、その名の通り『しんぺい』と『かわせみ やませみ』の2列車が併結でやってきます。
両列車とも肥薩線を走る観光特急でしたが、今年7月の豪雨で肥薩線が長期運休に。
活躍の場を失ったため、肥薩線応援企画の臨時列車として博多~門司港を走るようになりました。
□JR九州 – ☆肥薩線応援企画☆「かわせみ やませみ」と「いさぶろう・しんぺい」を 連結して運転します!!(pdf)
先ほどの停止位置案内もそうですが、ご丁寧にサボも仕立て上げられています。
見方を変えると、肥薩線の復旧が相当先になるという事でしょうけどね……
折角指定席を押さえたのに、乗車後についつい車内散策をしてしまうのは鉄オタの悲しい性です。
特に『かわせみ やませみ』は初めて見る車両ですからね、仕方ないね。
なお実際我々が押さえていたのは『しんぺい』の指定席……登場時期の違いもあるけど、座席設備の格差が凄いなこりゃ。
乗車時間はわずか10分程。結局ほとんど席に座る事無く門司港駅に到着しました。
普段入線する事のない車両という事で、駅構内はちょっとした撮影会状態。
かくいう私もこうして撮影しておりますが。
この時思いましたけど、割安きっぷの影響もあってか一時期に比べて乗客が戻って来た印象がありましたね。
門司港駅。独特な雰囲気を持つ頭端式ホームは健在です。
一方で駅舎の方は修繕工事と、それに伴う復元工事が行われたため、少し見た目が変わりました。
……なんか一回り小さくなりました?
と思って2006年に訪れた時の写真を見返したら、正面入り口のひさしが今回の復元工事で無くなったんですね。
正直この姿の方が威厳があるような気がしなくもないですが、その辺りどう捉えるかは人によりますかね。
そして門司港での予定は「門司港駅を見る」でしたので、これで予定は終了。さて帰るか……
と言うのもさすがに味気ないという事で、少し周囲を散策してみました。
特に目的地も決めずに散策して辿り着いたのはここ、旧大連航路上屋です。
この建物、ご覧の通り随分巨大でして、そのキャパシティを利用して建物内には様々な設備があります。
ただし今の情勢で使えなくなっている所も多い様子。
一角には展示室もあり、訪れた時には「戦争映画資料展」なるものが開催されていましたが
正直ここでメッチャテンション上がりましたよね。
なんで上がったかと言われると答えにくいですけどね。抑えスレって面白いですよね。
程よく時間も潰せたので門司港観光はこの辺で。折尾行の415系に乗って西小倉まで移動します。
西小倉駅から立ち寄ったのは『ゼンリンミュージアム』。同行者のチョイスでございますね。
曰く「ゼンリン地図の変遷が見られるはず!」という期待を込めて行ったそうですが
実際には『世界地図、日本地図の変遷』というもっと壮大なテーマがメインの展示でした。
普段ならガイドさん同行のもと展示物の解説もしてくれるそうですが、これまた例のアレのせいでガイドは無し。
自分たちのペースで見られるのは良いですけど、確かに解説があった方が理解が深まったかも。
やはり行く先々でいつも通りの状況ではない事を思い知らされますねえ……
ゼンリンミュージアムからは小倉駅へ移動。ちょうど駅と駅の中間地点にあるのでどちらからでも歩けますね。
ちなみにこの小倉駅や、他にも博多駅・長崎駅・鹿児島駅・大分駅で『みんなの九州きっぷ』を提示しますと
駅ビル内の一部店舗で使える500円の商品券が頂けます。
フル活用すると切符額面の半分が商品券で還元される訳で、まあつくづくお得なきっぷやで……
(※と思っていたら10月発売分からは小倉駅のみに変更されていました)
ただここで誤算だったのが、次に乗る列車までの時間があまりなかった事。
ゼンリンミュージアムがなかなかのボリュームだったので、すっかり時間が押していたのでした。
商品券の引き替えにも手間取り、商品券を受け取った時点でもう発車5分前。
結局吟味することなく、近くにあったパン屋さんで総菜を買い込んでそそくさとホームへ向かったのでした。
して、そのホームで待っていた列車がこちら。
おお、さっきぶりやねキミィ!
とことで今度は博多に向かうべく、再び乗車します。
なお肥薩線では上り下りで列車名を変えていますが、ここでも同様に『しんぺい』は『いさぶろう』へと列車名を変更。
博多行は特急『かわせみ やませみ・いさぶろう』として運行しています。
今回も取れた指定席は『いさぶろう』側の方。やはり座席設備の格差は如何ともしがたい……?
その指定席も他グループの乗客と相席になって密な感じでしたので
結局はフリースペースに移動して先ほど買った総菜をつまむなどしておりました。
あ、総菜は普通に美味しかったです。ありがとうパン屋さん!(急ぎ過ぎて名前も確認していない)
この列車、運行区間が九州でも有数の幹線という事もあって爆走気動車特急の期待をしたのですが
残念ながら定期列車の合間を縫って走る、特に急がないタイプの特急列車でした。
途中の折尾駅ではJR九州だとまれによくある(あった?)、特急列車による特急列車の通過待ちが発生。
折尾駅と言えば名物かしわめし弁当。折角ですのでここで買っても、と言う所でしたが
完売。
いや仮にもこれ観光列車なんだから多少なりとも残しといてよ!
と思わなくもないですが、まあ完売するほど人の賑わいが戻って来たと考えればそれもまた良しかな。
実際乗車した小倉駅やその他停車する各駅では駅員による歓迎があった訳ですが、皆どことなく楽しんでるようでした。
色々あるとは思いますけど、やはり列車には乗客が居てなんぼですからね。
ところで香椎駅のそれはその……なんだそれ……
と言ったところで、1時間20分ほどの乗車を経て終点の博多駅に到着です。
博多駅でまず最初にやったのはきっぷ特典である商品券の引き換え。
もう小倉の時みたくバタバタするのは回避しないとね。
その後は一旦駅近くの東横インにチェックイン。
この辺同行者にお任せしたので詳細知らないんですけど、GoToの利用で宿泊費は3,500円程度。
お安く済んでありがたき事です。
しかしGoToがありながらも駅前のビジネスホテル、しかも4連休の初日で空室有か……
この辺は客足がまだ戻り切らないという現実なんでしょうね。
チェックイン完了後は『同行者』たっての希望で博多駅からは少し離れたもつ鍋屋さんに行きました。
この予定だけは随分と早く決まっていたのでやけに用意周到だなあと思っていたのですが
あーね。なるほどね。
オタクはすぐ相手を自分のテリトリーに引っ張り込もうとするね。怖いね。
と言いつつも、実に約半年ぶりとなるオタクとの会食は楽しかったですね。
アレ以降、オンライン飲み会とかも言われますけど、実際会っての飲み会は雰囲気が共有できるので良いですね。
完全に元通りとまでいかなくとも、もっと気兼ねなくこういう機会が設けられるような情勢になる事を願うばかりです。
とことで、久しぶりに遠出してきた時のお話でした。いやあ、やっぱり旅行は楽しいですね!