[復旧した豊肥本線を乗り通すだけでは面白くないから豊後竹田駅で途中下車してまったり温泉でもと思っていたらまた…]
そう、遠出をしたことにより続き物で更新が出来るのである!
とことで前回の続きです。
GoToを利用して博多の東横インに一泊。ゆっくりしたい所ですが旅程の都合上早起きでした。
早起きだった為、朝食もパンとコーヒーのみの時間帯。
そのパンも一つ一つパック詰めされており、各々の部屋で食べる事を推奨されていました。
この辺りもいつもとの違いを感じますね。
朝の博多駅。昨日の時点で引き換えていた商品券を使用して、昼に食べる為の弁当をあらかじめ調達します。
ただこの商品券、500円以上の買い物でないと使えないとの事。
そのため同行者の1人は
『弁当(490円)+手提げ袋(5円)+手提げ袋(5円)=500円』
と、ビニール袋有料化を逆手に取ったなかなかのパワープレーを見せていました。
昨日に引き続き、今日も『みんなの九州きっぷ』を利用します。
これで新幹線も熊本までなら乗り放題やで!
まあ今回の旅程で新幹線使うのこの区間だけですけど。
その代わりという訳でもないですが、有効範囲を目いっぱい使わせてもらって熊本までやって来ました。
ここからが本日のメイン。8月8日に全線復旧を果たした豊肥本線に乗ります。
本当ならここから休日限定で運行している『あそぼーい!』に乗れたら良かったのですが、あいにく満席で乗車できず。
仕方が無いので普通列車の乗り継ぎで大分方面へと向かいます。
まず電化区間の肥後大津までは815系で。
さすがにこの区間での見どころは特に無いですけど……休日なのに学生さんが多かったですね。
学校が再開されて一気に授業や行事を消化している感じ?
肥後大津到着。ここから非電化区間になるので、気動車に乗換です。乗換の列車は……
い、一両だあー!!
はい。
引き続き乗車される方も多い中でまさかの一両。車内はもう密も密ですわ。
当然ながら立席になった我々ですが、おかげで両側の車窓がよく見えたのは怪我の功名と言うべきでしょうか。
この状況で座ると反対側はまず見えないですからね。
と言ってるうちに隣から線路がフェードイン。程なくして立野駅に到着です。
立野駅では2両編成のキハ200系と離合。快適そうやな……
立野駅と言えばスイッチバック。列車は一旦進行方向を逆にして、先ほど見ていた方の線路に入ります。
しばらく走るとまた隣に線路が現れます。
法面がずいぶんきれいですが、この付近は熊本地震による地滑りで大きな被害を受け、復旧工事をした箇所となります。
再び進行方向を反転し、スイッチバック区間を登り切った列車は隣の赤水駅に向かいます。
立野駅~赤水駅の間は鉄路道路共に大きく損壊し、並走する国道57号は引き続き復旧工事が行われていました。
川向こうの国道325号に向けて、新しい橋も建設中。2021年3月の開通が予定されています。
その後に見えてくるのは地震で落橋した阿蘇大橋や崩落した道路。現在も生々しく残された状態となっています。
続けて車窓には阿蘇の雄大な景色や、その所々にみえる地震の痕跡が映ります。
そして赤水駅に到着。ここでは『ななつ星』との離合がありました。
列車は阿蘇駅までやって来ました。終着の宮地駅はまだ2駅先ですが、ここで一旦下車します。
阿蘇市の中心駅である阿蘇駅。昔からの駅舎が修繕、改装されながら使われています。
駅舎内で目立つのはONE PIECEの立て看板。
熊本地震からの復興に連動して行われている企画で、被災地域に銅像が置かれたりしています。
ここ阿蘇駅にはウソップの銅像が。
作品一切見てない民なので完全にお調子者と言うイメージしかないのですが……
こうして見るとすげえな……胸筋。
さてこんな感じで時間をつぶしているうちに、次に乗る列車がやって来ました。
『あそぼーい!』
そうです、熊本からは乗れなかったのですが、阿蘇~豊後竹田の区間には空席がありまして。
きっぷの力で指定席発券もできる事ですし、折角だからこの区間だけでも乗ろうという算段になりました。
『あそぼーい!』は阿蘇駅で20分ほど停車するのでしばし撮影タイム。
一通り堪能した後、いよいよ乗車です。
我々が乗車できたのは普通の指定席。
派手な外観とは裏腹に、種車が国鉄型のキハ183系という事もあってか車内の雰囲気は一昔前の特急列車。
内装が大きく変更されているのは2号車のファミリー向け指定席だそうで、なるほどそういうことなら
撮りに行くしかないよね。もう仕事みたいなもんだね。
確かにこの車両は照明も含めてかなり手が入っています。よく見ると窓側座席の背ずりが小さい、子供専用席なんですね。
また車内のうち半分は子供たちが自由に遊べるスペースとなっています。
が、ここも例のアレの影響で現在は使用不可。おのれアレ……
乗車時間は40分ほど。
うっかり今回も自席にほぼ座らずになる所でしたが、弁当の存在を思い出したので事なきを得ました。
とことで弁当も食べ終わる頃合いで豊後竹田駅に到着です。早起きの甲斐あって時間はまだお昼前。
豊肥本線乗り通しのオプションとして、今日はここを起点に竹田市近辺を観光しますよ!
☆その2へ続きます☆