本当にどうしたら良いんですかね?もはや万策尽きたので苦し紛れの鉄道模型ジオラマ紹介でもすれば良いですか?
というお気持ちでしたが、ある時ふいに
「そういやバイクの免許取ったらバイク使って駅舎探訪するとか言ってなかったっけ?」
「言われてみればそんな事行ってたな」「ほな行くか」
と言うやり取りがありましてですね(※全て自問自答)
さっそく実行に移すことになった次第です。
とは言え県外に飛び出すのはさすがにはばかられたので、思案した結果播但線を選択。
図らずも約一年ぶりの播但線駅舎探訪となりました。
前回は電化区間の木造駅舎を見て回りましたが、今回は非電化区間です。
バイクと鉄道を絡めた、新しい探訪スタイルをご覧に入れましょう。
あとどうでも良いけどジオラマも死ぬまでには形にしたい。
今回は兵庫県道8号加美宍粟線の起点からスタートしましょう。そう、なぜなら今バイクに乗っているからね(ドヤ顔
しばらくは県道8号をバイクでひた走り、国道312号へ向かいます。
312号に出た後はしばらく北進します。
この区間は播但道という有料道路が並走していますが、バイクでも原付二種では侵入できないのでひたすら地道です。
こればっかりは仕方ないですね。
とか言ってみましたけど、こちらにも制限速度60km/hの区間があったりして意外と快適でした。
しばらくお世話になった国道312号に別れを告げて市街地方面へ。
目の前に播但線を渡る踏切が見えてきまして、青看板には今回最初の目的地が表記されています。
トータルの走行時間は1時間半ほど。バイクを使って目的地の新井駅までやって来ました。お疲れ様でした。
自己満足ショット。確かにこういう事は一度やりたかったんだよな。
ただ今日はここからが本番。バイクは二輪置き場に移動させて、今から駅舎探訪のターンです。
新井と書いて『ニイ』と呼びます。「カープが好きだから」のあの方は関係ないです。
通風孔を備えた特徴的な屋根の駅舎は、明治34年の開業時から使われています。
トイレやバス停は後年になって併設されました。
ちなみに電化区間で紹介した香呂駅は明治27年築。開業年が早い分だけ、香呂駅の方が先輩となりますね。
待合室の様子。当駅は簡易委託駅になっており、今も窓口は現役です。
駅務室の一部は解放されて、観光案内所のような使われ方をしていますね。
窓口側から。お手洗いに直行できる出入口が増設された事で、壁面の一部に変化があります。
出入り口脇の丸窓が特徴的ですが、このタイプの窓が以前訪れた石生駅にもあるんですよね。
石生駅の駅舎は昭和17年生まれで年代は随分と違いますが、何か関連性があるのか、たまたま似た作りになったのか……
「駅スタンプは事務所内にあります」
と言う貼り紙と共にご丁寧に押印もしてあったので、スタンプ紹介はこれで代用するというズボラをかまします。
まあスタンプ収集の予定は今のところないのでご容赦の程を……
ちなみに押印台には国鉄時代のスタンプが描かれていました。星4つなのでこっちの方がレア度高いですね。知らんけど。
改札はローカル線駅の一般的な仕様と言った感じ。ICOCAは対応しておらず、切符の回収箱のみ設置されています。
改札を入ったところ。2面2線の構造で方面ごとに乗り場が分かれています。注意書きの字体が特徴的。
上屋にも駅舎と同じ年月の財産標が取り付けられていました。
駅名標。播但線にはラインカラーが設定されている事から、標準の青ではなくワインレッドのラインが引かれています。
電化区間は同色をまとった103系が走っているので関連付けがしやすいのですが
この非電化区間を走るキハ41形はワインレッドから首都圏色に先祖返りをした為、少しチグハグになってしまいました。
注意書きにもあった陸橋は昭和53年に設置されたもの。
橋の上からホーム先端をよく見ると、駅舎向かい側のホームが島式になっているように見えます。
実際に反対ホームへ下りて観察してみると、明らかに島式ホームの形をしていました。
元々は2面3線だったようですね。
さて、そうこうしているうちに和田山方面へ向かう列車がやって来る時間になりました。
なりました、と言ってもこの先に向かうなら再びバイクを使えば良いので関係ないですが。
でもここまで来て鉄道を使わないというのは何というかね、ほら気が狂いそうになりません?
とことで
乗りました。
バイクは新井駅に一旦置きまして、列車で次の目的地である竹田駅に向かいます。
これも一つのパークアンドライドという事でどうでしょう。一回の行程でバイクも列車にも乗れて一挙両得ですよ!
と言ったところで、次回はバイク要素ほとんど無しの竹田駅探訪+αです。