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消える駅スタンプを僕は見送らなかったしなんならついでに温泉行こうとしたけど特急の本数減らされてたから悔しくて山に登った(駅スタンプ編)

[消える駅スタンプを僕は見送らなかったしなんならついでに温泉行こうとしたけど特急の本数減ら……(駅スタンプ編)]
無事にンマ娘は起動しました。なんとなくパワプロを思い出しました。

多少の融通は効くし自分の操作ミスでどうこうってのも無いのが良いですね。
マイクラのアップデートが来るまでは続けられそう。

 

 

ウマの話はさておき、今回は鉄道関係のお話です。そうここは鉄道系テキストサイト(自称)。

 

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JR線各駅の駅スタンプ。国鉄時代から全国各駅へ設置が進み、スタンプの収集家も多くいます。

管理の観点から基本的に有人駅で取り扱われていますが、現在JR各社では業務効率の兼ね合いで無人駅化が進行中。
無人駅になると同時に駅スタンプが廃止されるケースも増えてきました。

そんな中で今回、3月31日をもって我が最寄りの福知山線でも石生駅、市島駅の無人化が決定。
この両駅には駅スタンプがあるのですが、無人化と共に廃止される流れとなりました。

 

正直普段はあまり駅スタンプを押して回るようなことはしないのですが、最寄りの路線となれば話が別。
廃止されるまでに押印すべく、この度両駅へ訪問する事にしました。

そのあとなんやかんやの結果山登りをする事になったりしましたが……その話はまた別の場所で。

 

 

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まずはじめに訪れたのは市島駅で……って駅名見えへんがな。

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改めまして駅名が見える角度から、市島駅です。

とても目立つ位置にICOCA導入のお祝い看板が立っていますが、これが今回無人化になるきっかけともなっています。

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駅の出入り口に貼られたきっぷ販売窓口閉鎖(=無人化)のお知らせ。

内容を見るに

 

「ICOCA対応するけど窓口開いてたら皆きっぷ買ってまうからICOCA使ってくれへん……」 

「せや、窓口閉鎖したら皆イヤでもICOCA使うようになるやろから窓口閉鎖するやで!」

 

とまあ利用者の事を一切考えてないような書きぶりになってますが大丈夫ですかね。
素直に「合理化の為」辺りを理由にして、申し訳なさそうに書いておけば良かったような気もしますが。

 

ちなみに発信者がJRではなく丹波市になっています。

市島、石生の両駅については、丹波市がJRから受託して窓口業務を行っている簡易委託駅なんですよね。

ただ実際には、市がさらにJR西日本福知山メンテックへ業務を委託しています。
発券用の専用端末も設置されており、簡易委託駅とは言え多様な乗車券類が発行できます。

結果として運営主体がとても分かりにくいですが、あくまでもこの両駅の窓口は丹波市が請け負っています。
ですから貼り紙の発信者も丹波市となる訳ですね。

 

前置きが長くなりましたが、駅舎内に入りましょう。

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改札付近の様子。左手にあるのは券売機で、中央でカバーが掛かっているのがICOCA専用の改札機です。

そして窓口にはちょうど当駅からの切符を買う御方が。

「機械に疎いので無人になると困る」と言った会話が聞こえてきます。
確かにこの辺りは高齢の方も多いので、同じような心配をされる方が多いかもしれません。

 

そして肝心の駅スタンプですが

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窓口横で地域の名産が紹介されている一角、丹波市観光協会と書かれたガラス窓の所に設置されています。
基本的に窓口が開いている時間(7:00~16:20)はこの場所にあるそうです。

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という事で早速押印。
何の変哲もないコピー用紙を用意してきた辺り普段いかに押す習慣が無いかが伺えますが、ご容赦の程を……

ちなみにこの辺りは有機栽培の田んぼが多く、また珍しい酒米の栽培もされています。酒蔵もあるでよ。

 

スタンプ押している間に窓口が空いたので、次に向かう石生駅までの乗車券と入場券を購入。
両方ともマルス券で発券されました。

その後少し駅員さんとお話したり。窓口閉鎖の打診は市側からされたものだそうです。

その後も市側の対応に対して何やら言いたげな感じでしたがまあそれはそれで。
駅員さんからしてみれば居場所を追われてしまう話ですからね。

 

乗車券を買ったので改札内に入ります。

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流れるように確認。今の駅舎は戦後しばらくしてから建て替えられたもののようです。

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財産標の確認をしてる時に気が付いたのですが、この駅舎には骨組みに廃レールがふんだんに使われてますね。
うっすら文字も見えるので、この辺りちゃんと調べたら新しい発見があるかも。

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と言った所で列車がやって来ましたので、お次は石生駅に向かいます。

 

 

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石生駅に到着です。2面3線の模範的な配線が出迎えてくれます。

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1番のりばに面した側に駅舎があります。

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円形の飾り窓があったりシーリングファンが付いていたりと、かなりオシャレな造りです。
改札の所には市島駅で見たのと同じく、簡易の券売機とICOCA改札機が設置されています。

 

ただ肝心の窓口は固く閉ざされています。これだけ見たらもう既に無人駅かと思われますが

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1番のりばから2・3番のりばへ向かう跨線橋よりそのまま続く改札口がありまして

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改札から外へ繋がる階段の踊り場部分に窓口があります。

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この辺りは平成7年に西口として増築されました。
西口完成以降は駅の機能がほぼこちら側に移っています。

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駅前の風景も西口の方が整備されています。新築の家も多いですね。

また余談ですが、当駅の近くには日本一低い分水嶺があります。
ここから南に流れると加古川、北に流れると由良川として海へ向かう場所です。興味()のある方は是非。

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窓口閉鎖の案内。

自動券売機(当駅東口内)となっていますので、窓口閉鎖以降は西口で切符を購入する事は出来ないようです。
利用者が多いのは西口なんですが……ICOCAを普及させたいと言う市の意気込みが感じられますね。

 

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さて駅スタンプですが、スペースの関係からか見えるところにはありません。
窓口で「駅スタンプを押したい」事を伝えてください。なお窓口営業時間は市島駅と同じく7:00~16:20です。

すると横の扉を開けて頂けまして、そこに駅スタンプが置いてあります。

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このスペース、元々は観光案内所だったんですよね。平成28年に閉所されて普段は施錠されているようですが。
折角増築された部分も今回の無人駅化でその機能の殆どを失うんだなあ……

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石生駅にはなんと2種類のスタンプがあります。
星の数的に左の方がレア度高そうですが、恐らく右の方が旧版で珍しいかなと。

あと押すときに気づいたのですが、引き出しの天板が結構ベコベコしてます。
確実に押したい場合は押印用のゴム下敷きとかを持参されると良いかもしれません。

 

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スタンプも押せたので、窓口で切符を買って次の目的地に行きましょう。

そのまま市島駅に戻っても良かったのですが、折角ですので両駅の中間にある黒井駅まで向かいます。

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黒井駅までの乗車券です。

(福)となっているのは同名のJR駅(信越本線黒井駅)が他にあるからですね。
福知山線だと他にも柏原駅、広野駅が同様の扱いを受けます。同一路線で3駅もあるのは割と珍しいかも?

 

 

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一駅進んで黒井駅です。
昔からの印象で駅舎は市島駅とよく似ていると思ってましたが、改めてよく見ると外観は結構違いますね。

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財産標は昭和31年なので、市島駅より1年先輩になります。

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駅舎内は市島駅とよく似ています。ICOCA対応改札機も準備済。

この様子だけ見るとこの黒井駅も無人化になるのかと思われそうですが、当駅に窓口閉鎖の予定はありません。

というのもここはJR西日本福知山メンテックが直接業務を受託した業務委託駅と言う位置づけになっておりまして。
ですからよく見ると列車の発着案内があったり、あと見切れてますが券売機が簡易じゃなかったりします

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あと一部の特急列車が停車する事も大きな違い……ってか特急の運休マジで多いな!

こうのとり、はまかぜ 運行情報:JR西日本列車運行情報

これもまた例のアレのせい。時間が合えばそのまま城崎でも行こうかと思っていたのに……!

 

気を取り直して。

先ほど言った通りこの黒井駅に窓口閉鎖の予定はありませんが、折角なので駅スタンプを押して行きましょう。
ここも石生駅と同じく、窓口で声をかけてスタンプを用意してもらう形になります。

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これで隣接する3駅の駅スタンプが揃いました。ちょっとした達成感があります。

 

 

で。おんせんのゆめは断たれたのでここからどうするかと言う話ですが。

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この黒井駅から10分ほど歩くと黒井城跡に続く山道のふもとに辿り着きます。

近所あるあるで一度も行った事無い所ですし、ちょっと行ってみましょうかね。

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いやこれちょっとで済むんですかね???

果たして無事に辿り着けるのか、と言った所で次回は山編です。

 

[参考リンク]

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