[波乱の中で貴重体験!日本最北端の旅 その2]
前回のあらすじ。
旅程変更!何とか稚内にいけそうだぞ!
↓
『サンライズ』遅延で変更した旅程も崩壊危機
とことで
「寝台特急サンライズ号、本日30分遅れで運行しております」
という朝の衝撃的な放送から今回は始まります。
放送を聴けば、遅れの原因は先行していた貨物列車の遅延だとか。ツイてないというかなんというか…
『サンライズ』は、所定ですと7:08に東京へ到着します。ですから30分遅れとなると…到着は7:38になりますね。
で、東京から乗り継ぐ予定にしていた新幹線は7:32発。
間に合わないじゃない!
合わないじゃない…
起き抜けの放送でいきなり頭が真っ白になりましたが、続く放送を聞いてますと
「東京へお急ぎのお客様は、次の熱海駅で新幹線への振り替え輸送を実施します」
との事。
新幹線に乗ってしまえば東京には7:20到着。良かった、これで予定通り事が運ぶ…
「なお、次の熱海駅には、あと10分程度で到着します」
直後、一気に浴衣を脱ぎ捨てるたつゆきさんの姿が見られたそうです。
どうにか朝の支度も済まして、熱海駅で下車。案内を見ますと、なるほど確かに遅れてますね。
そんな感心もそこそこにして、早速熱海駅の新幹線改札口で振替乗車票を入手。
6:35発のこだまで、東京に向かいます。
ま、これも珍しい体験をしたと思えば良いかもしれませんね。
そりゃこの手のトラブルは起こらないに越した事はないのですが。
とことで7:20に無事東京駅へ到着。ここからは東北新幹線に乗り換えて一路新青森まで向かいます。
ただ乗りたかったはやて23号の指定席が、予約しようとした時点でグリーン席も含めて満席。
自由席設定のない同列車は、この時点でデッキで立ち尽くす事を強いられてしまう訳です。
でまあ当然ながらそれは避けたい…という事で私、考えました。
「そうだ、盛岡まで併結するこまちに乗ろう!」
結果これが成功…というか何とかグリーン車の一席だけ空いてましたのでそこを確保。
盛岡から先は難なくはやての指定席が確保でき、少々値は張ったものの無事座って新青森まで行ける事となりました。
それでは、まずこまちに乗って盛岡まで行きますよ。
…
ところでなんか表記がおかしいというか、はやての表記がないような…?
あ、そうこういううちに列車がやってきましたね。
併結を待つ…(あれ、いつも待ってたっけ…?)はやぶさの…
隣にこまちさんが堂々の入線!入線です!ってこれいったいどういう事なんです!!??
「本日はやて・こまち23号、秋田県内大雨の影響で併結運転を取りやめております」
ワーオ、ゴングラッチュレーショーン!!
一難去ってまた一難、とは良く言いますがここまで連続するのも珍しい。
おそらく私のしてきた旅行では前例がなかった様に思います。
しかし慌てるのはまだ早い。このケースは併結してないというだけ、なのです。
そして盛岡の出発時間が早いのはこまちの方。となれば必然的にこまちの方が先に東京駅を出発するはず!
これは私の読み勝ち…っ!
とか考えてるうちに隣のホームからはやぶさが出発していきました。
そうだね完全に分割作戦が裏目に出たね。
しかし一概に失敗したというのはまだ早い。
それは上の写真をもう一度見て頂ければお分かりいただけるでしょう。
そう、いつも見慣れたE3系とは少し違う前面。
そして車番表記は栄光の1番。
そうです、今回乗車したこまちは、E3系の量産先行車だったんですよ。
加えてこの車両、2013年の7月20日には引退が決まっておりました。
ですから今回の分割乗車作戦によりまして、私はラストランを1週間後に控えたE3系量産先行車
それもそのグリーン席に乗る事が出来たって訳です!
いやー読み通り!まさに私の読み通りだったよ!波乱続きでもしっかり抑えるとこ抑える私エラい!
で、結局盛岡からどうしたらいいんですかね。
[参考リンク]
□ひなた荘別館の呪い?日本最北端の旅 その1
□北の台地で知る真実!日本最北端の旅 その3
□秋田新幹線E3系「R1」編成引退に伴うセレモニーの実施 – JR東日本(pdf)