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北の台地で知る真実!日本最北端の旅 その3

[北の台地で知る真実!日本最北端の旅 その3]
前回のあらすじ。

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波乱の中にもレア車あり(しかも引退寸前)

今回は当時最後の活躍を見せていたE3系量産先行車に揺られて、盛岡に向かうところからスタートです。

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という事で快適なグリーン車の旅を満喫出来れば良かったのですが、問題は盛岡から先。

盛岡からは、本来併結で走る予定だった『はやて』に乗り換える予定にしていたのですが、本日まさかの併結取りやめ。
しかも『はやて』の方が先に東京駅を発車した事で、盛岡での乗換が非常に怪しいものとなったのです。

 

こういう時に役立つのはやはり紙の時刻表。一目で次の列車、そして新青森からの接続が確認できるのです。

そして確認した結果、万一盛岡で一本遅い『はやて』になったとしても、新青森では所定の特急に乗り継げる事が判明。
ほっと一息。こうなればあとはこのグリーン席を満喫するだけでした。

 

…とは言うものの一本遅れると指定席の効力はなくなる訳で、出来たら本来の『はやて』に乗りたいとも思う所でもあり。
結局盛岡付く手前でそそくさと席を立ち、もしかしたらの事態に備えてしまいました。

そして運命の盛岡到着。

 

結果…

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見事、予定通りの『はやて23号』に乗車!そして-1分接続達成の偉業を成し遂げたのです!

結局盛岡では『こまち』先発に変わりなかったようで、東京を先に出た『はやて』は、盛岡で『こまち』の到着を待っていた様子。
(じゃあ東京の時点で『こまち』先発させろよ)とか思いましたが…それはまた何か事情があるんでしょう。

 

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とにもかくにも無事に予定通りの列車に乗車。しかし-1分接続が示すとおり、『はやて』は盛岡駅を延発。
『サンライズ』からこの方、所定どおり走った列車の方が少ないんですよね(笑)

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列車は岩手県を抜け、青森県へ。
今回日本海側の大雨の影響で併結取りやめという事態でしたが、この日の太平洋側は割と良い天気でした。

 

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『はやて23号』は所定より3分遅れて新青森駅に到着。

次の列車まで少し時間があったので、ここで泣く泣く『スーパー宗谷3号』の指定席券を役立たず――
もとい臨時『北斗91号』の指定席券に…

切り替えようと思ったら既に満席でした。どこまでもアレだ、もうアレだな!(行き場の無い怒り

なお次に乗る予定の『スーパー白鳥』も自由席券での発券でしたので、これで新青森~札幌では自由席争奪戦に参戦決定。
なんとか無事に済んでくれれば…と在来線ホームに向かいましたが…

 

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‘+゚:ヾ(*☋*)ノ*゚:。’

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なんかご丁寧に最後尾札まで用意してあるし、これアカンやつやで…

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仕方なく立席覚悟で『スーパー白鳥』待ち。そして列車到着…これまたなんか珍しいの来たな。
なお先行する『つがる』が遅れていたため、この列車も遅れが発生しておりました。

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なお、座席にはなんと座れた模様。
いやあ直前で別のお客さんが「私移動しますんで!」と言って譲ってくれるとは。この辺はまだツキがあったのかも?

とことで『スーパー白鳥』、一路函館に向けて出発です。

 

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まずは新青森近くの車両基地を抜け…

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…!?

なんかこんなとこに居るはずの無い車両が居ました。
一線を退いてからはここに集められてたのね…今後どうなるのやら。

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北へ向かって走る車内から見えるのは、北海道新幹線の橋脚。
開業は平成27年度末予定。工事も着実に進んでいます。

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そしてその新しい鉄路は、青函トンネルに近づくとすぐ隣にまで接近し…

 

直後、青函トンネルに進入。



そして青函トンネル、通過。

 

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はい、とことで紆余曲折ありながらも北海道上陸、そして3分延で函館駅到着です。

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ここからは図らずも今回の旅の目玉の1つと相成った『北斗91号』に乗車。

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充当された編成は炎上事例の無い、エンジン未換装の0番台を中間に組み込んだ5両編成。
HMは『臨時』となっていました。

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自由席は先頭の2両。指定席は満席だったものの、意外と自由席はガラガラ。
前面展望できる位置に座れましたし、むしろ自由席で正解だったかもしれません。

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エンジン未換装の編成は本来の『スーパー北斗』のようにはいかず、40分程多く時間をかけて札幌に向かいます。
そしてその札幌では『スーパー宗谷』に乗り継げず…そら飲まんとやってられんってもんです(笑)

 

3時間47分、それと例によって8分の遅延をもって列車は終点の札幌駅へと向かいます。

車内では札幌駅から乗換えのアナウンスが流れ

「…なお、札幌駅からスーパー宗谷3号にはお乗換え出来ません…」

予定通り。というか8分延の時点で『スーパー宗谷3号』は既に札幌を発ってしまっていますし。

「…スーパー宗谷3号にご乗車のお客様は、
次の札幌でスーパーカムイ33号にご乗車の上、旭川でお乗換下さい」

 

 

 

 

あ、はい。

え、なに乗り換える手段あったの?

9・10月の特急列車等運転計画について(pdf)
ここ見てもそうなんだけど、札幌駅からの接続は無いとだけ書いてあって、旭川での乗継なんて全く書いてないよね?
所定のダイヤだと旭川で接続なんて取ってないし、それが変更で乗継出来るならそれもここで一緒に書いておくべきで…

え、なんなの?ワザとなの?バカなの?どこに文句言えばいいのこれ?

 

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大阪からかれこれ18時間近くかけてやってきて知った真実。

思わず近くに居た車掌さんに一言言ってやろうかとも思いましたが、既に旭川に宿を変更している時点で完全に後の祭り。
結局何も言わず札幌駅に降り立った私は、発車する『スーパーカムイ33号』を呆然と見送るしかないのでした。

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まあここで愚痴ってみても仕方の無い事。それに明日にはちゃんと稚内に到着する予定、なのです。
ここはひとつ、気を取り直して旅行を続けましょう。

『スーパーカムイ』を見送ったため、ここからはしばらく普通列車の旅になります。まずは岩見沢行きに乗車。

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そして岩見沢からは滝川行きに乗換。この滝川行きには711系が充当されていました。
JR型から国鉄型への乗換。場末へ向かっているような雰囲気が出て良い感じです。

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あとですね、この座席がラブひなでも出て来てた事を考えると、この選択も割と良かったのかも…

…ああそうですよ!もう完全に記憶の彼方に行ってたと思いますがこれラブひなの舞台探訪旅ですからね!
次回は割と出てくる!はず!

 

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はいまあそんな事を言ってますうちに日も暮れまして、滝川駅に到着です。

このままこの列車が旭川まで行ってくれればいいのですが、残念ながらこの駅どまり。
加えて次の旭川行き普通列車は1時間20分後…

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仕方ないので後続の『スーパーカムイ』に接続。安定の5分延で滝川を発車しました。

 

『スーパーカムイ』は滝川を出ますと、そのまま終点の旭川まで止まりません。

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ものの20分ほどで旭川に到着しました。なお発車時の遅延をそのまま引きずって5分延着。
結局大阪からここまで、所定の時刻に到着した列車はほぼ無しと言う、ある意味快挙達成となりました。

さてこの先、終電で粘ると稚内方面は途中の名寄までは行けるわけですが…いかんせん宿泊施設が怪しい。
どうなるか分からないし、ちょっと乗りたい列車もあるから今日はこのくらいにしといたろ。

 

とことで、次回はいよいよ稚内、そして宗谷岬へ向かいます。

 

[参考リンク]
波乱の中で貴重体験!日本最北端の旅 その2
最北端で愛は叫べない!?日本最北端の旅 その4

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