[「艦これ」の駅貼りポスターを複数写真に収めよう!]
前日は東舞鶴で島風のポスターを写真に収めてきた話をしました。
それと同時に少し心残りだったのは、港で艦船を間近に見れなかった事。
…じゃあ他の場所で見ればいいじゃない!
というわけで間髪入れずに呉を訪れたのが今回の話となります。
新神戸駅から山陽新幹線、呉線と乗り継いで2時間強で呉駅に到着。
到着後ホームから改札へ向かおうとしますと
早速発見、ここにもありました艦これポスター。
呉駅では改札からホームへ向かうメインの通路上にあるので、まず見落とす事は無いでしょう。
担当キャラは長門さん。理由は上の通りです、はい。
というわけで艦これアンソロ宣伝ポスターの2枚目を回収しました。
ってかですね、私の艦これには未だ実装されてないんですがどうしたもんですかね。
さてさて、さすがに呉に来てこれだけという訳にも行かないので、ここから呉の港に向かいますよ。
呉駅から港へ向かって行くと途中で見える潜水艦。ここからでもその大きさが良く分かります。
…なんて言いながら歩いていたのですが、お目当ての場所まではここからまだ2km以上先という事が判明。
指定の時間も決められていたので、途中からタクシーの力を借りる羽目に。
とことで、呉鎮守府!…じゃなくて呉造修補給所に到着。
本日はここで、前日は出来なかった艦艇の見学が出来るという事でやってきました。
舞鶴のときとはうってかわって、堂々と所内に侵入…と、早速何かありますが
あぶくま 更衣室前
いなづま 更衣室前
なんと妄想の捗る文字列なんでしょう!
その内容も気になるところですが、ここはぐっと我慢して先へ進みます。すると…
潜水艦や!
そして艦船や!!
いやあ、舞鶴の時も感じてはいましたが、こうして近くに寄ると改めてその大きさが感じ取れますね。
今回見学できる艦船は、上写真の左に見えてます夜戦バk…もとい「せんだい」。
まずは桟橋の近くにありますこの建物で受付。受付締切後は案内係による注意事項説明がありました。
自衛隊の組織だけあってこのあたりはキチッとしてるのかと思いきや、意外とアバウトな受付と説明だったのが意外。
それでは説明も終わりましたし、船の方へ向かいましょう。
って、向かって反対側に見えるのは更衣室前に居るはずの「いなづま」さんじゃないですか!
いなづまの本気を見るのです!てか見せるのです!さあ!
…などと勝手に興奮しつつわき道にそれていたら、すっかり見学者の列からおいていかれました。
気を取り直して艦艇の見学に向かいます。
まず出迎えてくれたのが「あぶくま」。見学参加者はこの「あぶくま」を経由して「せんだい」に乗り込みます。
つまり「せんだい」の艦艇見学を「あぶくま」が手伝っている構図。
艦これの阿武隈は川内に割と辛辣な事言ってたりするので、その辺思い返してみるとほほえましい組合せですな。
いよいよ「せんだい」へ乗り込み。ここでは特に案内があるわけでもなく、見学者は自由に見学が出来ます。
という訳でここからしばらくは甲板周辺で撮った写真をつらつらと
説明文見にくいですが、アスロックランチャーですね。
…とまあこんな感じで。
説明とか思いっきり省いて申し訳ないですが、書こうとした所で間違いなくボロが出るので割愛です。
ただ撮影して思ったのは、この護衛艦ってのはどこから撮影しても画になりますね。
艦これで「可愛い!可愛い!」言うのとは対照的で、撮影している時の感想は「カッコいい!」の一言に尽きました。
13時から1時間程度の見学時間もあっという間に過ぎまして、名残惜しくも「せんだい」とお別れ。
そのまま造修補給所を後にし、次の場所へ向かいます。
移動途中にドッグも見えましたが、残念ながら大破した船の姿はありませんでした。
再びタクシーを捕まえ、次に向かった場所は
呉地方総監部。この日は艦艇見学の後に、この総監部も見学できるようになっていたので参加してきました。
そしてこれが呉地方総監部庁舎。艦これで言えばまさに提督さんがいる場所という事になるでしょうか。
まあ私は舞鶴ですけどね…
中央に見える錨に桜のマーク。そしてその下の大窓部分が、司令長官が艦娘とキャッキャウフフ…
もとい艦隊の指揮を執るために用意された部屋だそうで。
ただ歴代の司令長官はこの部屋の使用を恐れ多いという事で遠慮したらしく、実際に使用されたのは占領軍が来てからだったとか。
ここの見学は艦艇見学とは違って案内付き。先ほどの中央の部屋の話や
明治天皇が来られる為大階段を作ったものの、実際には使用されなかったらしいという話
先ほど写っていた松の木の盆栽、実は桜の紋章となる部分が作りこまれていたが、占領軍に切り落とされたらしいという話…
などなど、由緒ある歴史の割にはなんとも気の抜けた、コネタのような話が目白押し(笑)
まあかしこまって堅苦しい話されても疲れますし、ここでしか聞けないような豆知識が数多く聞けたので良かったのかな。
…などという一方で「~だったらしい」と、悉く推定で語られるのにもまた訳があり。
終戦間際、あの伊勢や日向、榛名の最後の戦いとなった空襲でこの庁舎も内部が全焼。ほぼ全ての資料が消失したと言う事でした。
こうした戦争の暗い部分も分かった上で、あえて面白い話をして頂いた案内の方に感謝ですね。
ちなみにこの写真にあります出入り口は海側の正面玄関。船での来庁も多かったと言う事で、裏口とは言わなかったようです。
最後に総監部周辺にある建物の説明を受け、総監部見学は終了しました。
さて呉鎮守府探訪もいよいよ最後の行程へ。
訪れたのは入船山記念館。
ここでは呉鎮守府の司令長官官舎を見学することが出来ます。
先ほど紹介した庁舎が事務所であるとすれば、官舎は普段の生活を行う住居の役割を担っていました。
つまり夜戦はここで
その官舎の外観がこちら。正面から見ますと金剛さんが大喜びしそうな洋館風に見えますが
その裏手に回りますと、今度は鳳翔さんが似合いそうな純和風の建物が姿を現します。
備え付けの資料によれば、洋館部が来賓をもてなす場所、和館部が居住場所という使い分けがされていたとの事。
とくに洋館部は錨と桜のマークをデザインしたガラスや、その周りを彩るステンドグラスがあり、
また壁紙も金唐紙という珍しいものが使用されています。
終戦後、この官舎も庁舎と同様に占領軍により利用され、内外の壁を容赦なく白ペンキで塗るなどの改造が加えられました。
しかしその後建築当時の資料が発見され、それを元に修復が行われた結果、建築当初の姿を現在に残しています。
一方の和館部は廊下も畳敷きで、床の間付きの和室が並びます。
…もちろん、家に帰って私が
ご覧のように部屋を模様替えしたのは言うまでもありません。
とことで艦これポスター探しと、呉鎮守府探訪の旅でした。
明治時代より軍港として栄えてきたその歴史と文化。
それらが戦渦に巻き込まれながらも、未だこうして感じられるのはありがたく、保存に尽力いただいた街の方々に感謝したいですね。
でですね、そうこう書くうちに艦これポスターの掲示期間も終わってしまったわけですよ。いやはややっぱり短い…
これ6つの駅全てのポスターを見ようを思ったら時間と資金を無尽蔵に裂く、まさに米帝プレイのような行動が必要でしたでしょうね。
…などと思っていたら今回呉のほうで同行した人がなんか限られた時間と資金で見事全てのポスターを見てきたとか。
戦果報告、期待してます!期待してますよ!
[参考リンク]
□海上自衛隊 呉地方隊:トップページ
□「艦これ」の駅貼りポスターを写真に収めよう!