[北陸のトンネル駅、18きっぷ最後の夏]
気づけば8月も終わり。
今年は暑さよりもまず雨の方が気にかかる8月でした。
そんな中でも夏コミにはしっかり顔を出してきた訳ですが、今回はその帰りのお話。
新幹線で越後湯沢までやってきたところからスタートです。
上越新幹線の越後湯沢駅で降りると、目立つのがこの『はくたか号』の案内。
その案内にしたがって『はくたか』に乗車。
これまで私も、北回りで大阪方面へ帰るときの有効なワープ手段として利用してきました。
□北陸新幹線開業に合わせ特急はくたかなど廃止
しかしながら来春の北陸新幹線開業に伴い廃止が決定。
「廃止になる前にもう一回乗っておくかな…」との思いで乗車したのでした。
と言うか今回は、今後の新幹線開業で変化する前の姿を見納めしとこうと選んだルートなんですけどね。
田園地帯、そして山間のトンネル区間を160km/hでかっ飛ばし、直江津に到着。
ここで次の目的地へ向かうために列車を乗換えます。
青っ。
ここから乗るのはJR西の413系。青一色の車体もすっかり馴染んで…馴染ん…んんん…
さておき、周りを見回してみましても、やって来るのは国鉄型の車両がほとんど。
この直江津駅も今後、3セクの「えちごトキめき鉄道」へと移管されます。この光景もあと少し。
さて青い列車に乗ってこのまま富山方面へ…でも良かったのですが、今回はとある駅で降りてみました。
これがその駅。決してトンネル内で飛び降りたわけではない。
とことで北陸本線でも一際有名なトンネル内の駅、筒石駅にやってきました。
上下線ホームとも完全にトンネルの中にあるこの駅。
写真左上の黄色い看板が出口を指し示していますが、その先は
そうだね階段だね。
とは言え、かの土合駅のような絶望感が無いのは、比較的すぐに踊り場があるからか。
とことでその踊り場、というか通路。しばらく歩くと下りホームへ向かう階段との分岐点があります。
もちろんそちらには向かわず、出口へと歩きます。
そして先ほどの通路から地上へと向かう階段へ。
…
歩けど歩けど地上の光が遠い…土合駅ほどじゃなくても辛いもんは辛かった。
どうにかこうにか地上に到着。コンクリートブロックで作られた駅舎が出迎えてくれます。
そしてその駅舎には駅員さんの姿が。
この筒石駅、トンネル内の駅という特殊性から、駅員常時配置の有人駅となっています。
って事で、わざとここまで温存してきた18きっぷにスタンプを押してもらったり。
これもこの先、3セクに移管されたら出来ない芸当ですからね…
そのついでに入場券を買ったらリーフレットも付いてきました。
以前よりこの筒石駅では、こうして訪れた乗客へのサービスが充実している事でも有名です。
その一つに赤い18きっぷの発売もありますが、既に完売。
これも3セク化されると当然販売されなくなる事から、ここ数期は販売初日で完売になる勢いだとか。
駅舎内の様子。
何の変哲もない地方ローカル線の小駅といった趣ですが、生きた窓口があると言うだけで全く雰囲気が変わりますね。
駅舎外観。こちらもまた特徴のない質素な造り。
ただし全く鉄路の気配が無いので、そのあたりに他の駅との違和感を覚えるかも。
駅から外の道路とを結ぶ道。
合流部分には筒石駅の案内があります。しかもしっかり(JR地下駅)との注記付き。
駅周辺の様子。近くには北陸自動車道が走っています。
また周辺の山肌にははっきりと地層が見えるところが多いので、この辺はちょっとした見所かも。
とまあそんな感じに散策したところで駅に戻ります。
というか次に乗ろうとしていた列車の時間が迫っていたのでそのまま地下に突入です。
こうなるとこの長い階段がさらに辛い!
どうにかホーム階に到着。ホームと通路の間には間仕切りがありますが、これは風圧対策。
トンネル内にあるこの駅は、列車進入の際には結構な風が吹くためにこのような設備があります。
その仕切りの扉を開けたところでちょうど列車が到着。結構ギリギリだったな!
とことで筒石駅を後にし、一旦直江津駅に戻ります。次ここ通る頃にはこの駅名版も変わってしまってるかな…?
さて直江津駅に戻ってきました。ちょうど隣に「はくたか」が入線。
消え行く物同士のならびにちょっとしんみり。
その後は普通列車を乗り継ぎ乗り継いで北陸本線を西走。個人的にこの区間を18きっぷで移動するのは最後かなあ…
なんてことを思うと、北陸新幹線の橋脚を複雑な心境で見てしまうのが如何ともしがたい。
あと、この急行型の座席。これもこの先乗る機会があるかどうかなんだよなあ…
しかし富山から先、新型列車に乗ってしまうと、どう考えてもこっちの方が乗ってて楽な事実も突きつけられたのだった。だって413系冷房効かないんだもんな…
そんな鈍行列車のたびも時間の都合で敦賀まで。最後はサンダーバードでズバッと大阪まで戻ったのでした。
といった感じで今回は北陸本線、そして筒石駅の話題でした。
北陸新幹線開業で消えていくものも多く、その辺りは正直寂しいのですが、
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その一方でこれからの新しい動きも中々面白そうなので、開業で変わる北陸を楽しみに待ちたいと思います。