[一本奥に進んで見たら 智頭急行・大原駅]
今回は「全国“鉄道むすめ”巡り2015」で智頭急行・大原駅へ行ったときのお話です。
ちなみに3月末時点で名刺の配布は終わってたね。50枚はちょっと少ないよね…
てなところで、上郡駅から智頭急行線の普通列車に乗り換えて大原駅までやってきました。
ホームからの階段を下りるとだだっ広い空間に出るので一瞬焦りますが、その出口の先に駅舎があります。
物産館併設の比較的大きな駅舎は、江戸時代の宿場町をイメージした様式となっています。
この駅舎からも分かるとおり、大原の街は江戸時代に因幡街道の宿場町として栄えました。
今でもその一部が町並保存地区として残されており、駅からも歩いていく事が出来…
るって、ウィキペディアには書いてたんですけどね。
駅から見えるのはどう見ても空きの事務所と、駐車場の広いファミマだけですよね。
とりあえずファミマに寄って駅舎に戻る。しかし折角来たのにこのままとんぼ返りもなあ…
などと考えていたら、待合室の所にあった周辺案内が目に付きまして。
それによると先程のファミマなどがある通り(現国道)から、もう一本奥の道が旧街道として保存されているとの事。
早速その案内を信じて行ってみることに。
ほほう…? なるほど。
舗装も石畳に変更された、昔ながらの街並みが確かに残っておりました。
先へ進むとさらに色濃く往時の雰囲気が漂ってきました。
この日はあいにくの雨だったのですが、それもまたこの街並みにマッチしていてむしろ良かったくらい。
脇本陣、そして本陣の案内。建物の方も写真のとおりほぼそのままで残っています。
これは結構な観光資源になるよなあ…
途中の公衆トイレや郵便ポストも、景観を壊さないように配慮がされています。
同じような町並保存地区としては最近だと竹原なんかが有名ですが、ここ大原の光景も中々のもの。
駅からも近いですし、訪れた際にはぜひ一本奥の道にまで足を踏み入れて見て下さい。
しかしまあ、後で落ち着いて駅ホームの案内等を見ればこの町並みの事は書いてあった訳ですが…
肝心の駅舎を出たところに一つ、分かりやすい案内が欲しいなあと、一瞬迷った身として思う次第なのでした。
[参考リンク]
□因幡街道大原宿 | 観光情報 | 美作市ホームページ