月中に少々バタバタした事もあって、気づいたら月末になっていました。
本当ならバイクで出掛けた時の話をしようと思っていたのですけど、時間が無いのでまた次の機会に。
書きなれない話は時間に余裕をもって書きたい……ってこれ一生書かんパターンか。
とりあえず今回はいつも通り鉄道の話題で。
昨年12月に姫新線の駅舎の話をしているんですけど、その最後に出てきた太市駅についてです。
前回訪問時には既に建て替えが決定し、この先大きく変貌する事が決まっている状態でしたが
□JR西日本、姫新線太市駅が新駅舎に – 隣接して地元企業の新社屋も – マイナビニュース
□JRの駅が運送会社の本社に? 姫新線・太市駅 カフェレストランも併設|神戸新聞NEXT
このたび、新しい建物が無事に完成したようです。
私も少し前に近くを通る機会があったので、確認ついでに新しくなった太市駅の様子を見てきました。
今回はその時のお話です。
早速ですがこちらが新しくなった太市駅の建物です。
駅名が大きく標示されて随分と立派になった印象ですが、その大部分は地元企業の社屋として利用されます。
また一階の一部にはお店らしき看板が設置されています。
壁面におしゃれタイルが貼られている部分は、レストランとして活用されるようです。
……ところでこの建物の中には改札らしき機能が見当たらないですね。
一応ホームへ向かうような通路は見受けられますけど、改札機らしきものはありません。
その代わり、奥にはどこかで見た事があるような四角いコンクリの箱が。
横に回って見てみましょう。
工事用の柵などに阻まれて見難いですね……近づいてみますか。
!!
先ほど見えたコンクリートの箱はコレでした。
そうです、太市駅の新駅舎は実質コレとなります。やはり超簡易駅舎になる運命は避けられなかったようで。
資産標の表記は2021年3月31日となっています。この新駅舎部分は同日より供用開始しているそうです。
駅舎、と呼ぶべきであろう部分には券売機とICカードの簡易改札機があります。最低限の設備ですね。
その先ホームへ上がる通路は階段を新設、スロープは以前から設置されていたものをそのまま使用しています。
なお駅舎本体にはトイレなどの設備がありませんが、その辺りは隣接するビル内の設備が利用可能なようです。
ビルに駅機能の一部を委託するような形になりますね。
ホームの様子は特に変わらず。
ただ以前は駅舎からホームへ上がる部分に屋根がありましたが、それは撤去されました。
しかし何故か以前の駅舎からホームへ上がる階段だけは残されています。
見た所、この階段の先に改札が設けられるような様子はありません。見事なトマソン物件と化していますね。
その割には、かなり綺麗に整備されて残されたように見える謎。
また課題であった駅前広場の整備ですが、現在工事中の場所も含めてそれなりにスペースが取れそうです。
ここの整備はもう少し先の様ですが、立派なロータリーも出来そうですね。
とことで太市駅の新駅舎と、明日から本格的に利用開始される駅ビルの様子でした。
駅舎だけだと「太市駅、お前もか」になりかねませんでしたが、地元企業が助け舟。
結果的に一目見れば立派な駅舎に生まれ変わったように見えます。
まあ単純に駅が単体であるより賑わいは断然生まれると思いますし、こうしたケースがこの先も出てくると良いですね。
昨今で超簡易駅舎になった駅は空き地も目立ちますし……各駅とも地元ランドマークとしての活用を願いたいものです。