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風が恋を運ぶ乗り物に乗りたくて

[風が恋を運ぶ乗り物に乗りたくて]
彼が三原のホテルで眠りに着かんとしているときの裏話をしよう。

 

日付は9月10日金曜日、この日私は終業後に出かける予定を立てていました。

このような時は出来るだけ早い時間帯に帰りたいものですが、悲しいかな今日は五十日。
定時なんてなんのその、いつも以上にしっぽりとサービス残業をこなしての帰宅となりました。

 

夜出発ということは当然ながら乗るのは夜行便。つまり発車時刻に遅延すると今回の旅はここで終了…

それだけは避けなければなりません。
即座に身支度を済まし、再び夜の街へ繰り出します。

 

何とか予定通りの列車に乗車。列車に乗ってしまえばもう安心です。
あとは乗換駅に着くまで一眠り…

…?

しばらくウトウトしていたはずなのに、なぜかほとんど進んでいないような気がします。
これは、まさか

 

「ご迷惑をおかけしております」

「ただいまこの先の複数の踏み切りで遮断棒が折れているとの情報があり、運行を見合わせております」

 

何だよそれ!新手のテロか?テロなのか!?

 

てか運行再開未定って間に合わなかったらどうすんだよ!諦めたくなくても今回の旅行はここで終了ですよ!

ああもう、かくなる上はっ…!

 

「運転手さん、新港フェリー乗り場まで」

「あいよ。フェリーに乗るのかい?」

「はい」

「こんな時間からでもあるんだねえ…何時出航です?」

「…1:00」

「うええええええ!?(現在時刻0:45)

 

そんな訳で三宮からタクシーに乗り、運転手様の見事なドライビングテクにも助けられ

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無事、高松行きのジャンボフェリーに乗船することが出来ました。

いやあ、今回ばかりはさすがに焦りました…

夜行便ということでお客さんも割りと大目。
雑魚寝部屋もかなり埋まっていたのですが、運よくぽっかりと開いたスペースがあったのでそこに陣取ります。

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その部屋に行く途中で見かけたマスコットキャラクター募集の応募箱。
萌えキャラもOKとなっているあたり、南海フェリーや宇高国道フェリーを意識している節があるのでしょうか。

そのうちフェリー会社がそれぞれの萌えキャラを持ち寄る日も近いな…何てことも考えつつ、少し短い眠りに着いたのでした。

 

□翌日に続きます

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