トップページ | « | »

とびっきりの秘境駅へ行ってきました 前編

[とびっきりの秘境駅へ行ってきました 前編]
DSC_5161
7月9日のお昼前、ここは北海道の豊浦駅。
東室蘭から2両編成でやってきた長万部行の列車は、ここで後ろの一両を切り離します。

ですからここで、列車はしばし停車。
乗務員室付近からは発車時刻を待つ運転士と、暇を持て余した旅人との会話が聞こえてきます。

 

旅「この先に『小幌』っていう、降りても何も無い駅があるんですよね?」

運「そうですよ、旅をされている皆さんなら一度は降りてみたいと聞きますが…」
運「しかし余りに何も無いので、実際に下車する人はそこまで多くないですね」

旅「やはりそうですか、私も降りてみたいのですけど…」
旅「一度降りたら後が大変なので、今回は断念する予定です」

旅「そもそも停車する列車も数本しかないし…」

運「どうしてもそうなりますよね」
運「ま、この列車はその小幌にも止まりますので、記念に駅名標でも撮影して下さい」

旅「ほんとにねえ…今回駅の様子が伺えるだけでも嬉しい事です」

運「なんせとびっきりの『秘境駅』ですから」
運「そう簡単には…下車させませんよ?(笑)」

 

冗談を踏まえつつの長閑な会話。
そうこうするうちに発車時刻となり、単行となった列車は再び長万部へ向かって走り出します。

…その数十分後。

 

先程とは打って変わり、苦笑いを浮かべる運転士。件の旅人は呆然とした表情を見せています。

 

DSC_5187
そうです、その「とびっきりの『秘境駅』」に、颯爽と降り立った奴らが現れたのです!
てか何だよ右下の青い物体!

 

はい、とことでいつものごとく前置きが長くなりましたが、今回は3ヶ月前のお話…時間経っちゃったねえ。
ともあれ、現在日本一の秘境駅とも言われる「小幌駅」で遊んできたときのレポートです。

DSC_5188DSC_5206
さて…本当に降りてしまいました。

今回単独なら私も下車するつもりは無かったのですが、お連れが居た事で下車する運びとなりました。
本当に何も無いとしても、連れが居れば話くらいは出来ますしね。しかしさっきからずっと青い何かを愛でてますけど。

 

DSC_5202DSC_5195
まずは駅周辺の様子から。

駅の両脇はトンネルとなっており、まずこの時点でポツンと取り残されたような気分になります。
とは言え、両側がトンネルと言う駅は他にもあったりしますが(例:新神戸駅)。

では、次の写真はどうでしょう。

DSC_5331
…え、何の写真かわからないですって?

 

やだなあ、駅前広場の写真に決まってるじゃないですか!

 

…はい。
DSC_5370
薄々分かって頂けたかと思うところで、駅構内の全体写真をご用意しました。

両脇をトンネルで固められている事に加えて、東室蘭行きホームには山が迫ります。
そして反対側ホーム付近は先程の状態。

つまりこの駅はですね、徒歩や車で到達する為の道が全く無いのです。

 

DSC_5215
小幌駅時刻表。
冒頭でも少し触れたとおり、小幌駅に止まる列車は限られています。普通列車さえ、その大多数が通過扱い。

ちなみにこの時は11時34分の列車で到着したので、次の列車は14時57分。
ざっと3時間20分待ちですね。

DSC_5214DSC_5224DSC_5226
ホーム周辺には何棟かの建物が見受けられます。
写真の建物は運賃表も掲示されており、駅舎的な役割もあったようですが…現在はこのまま崩壊するのを待っている有様。

DSC_5227
トイレもあるにはありますが、利用するには少々勇気が要る模様。

DSC_5212
一方で反対側の建物は今も利用されている様子。
どうやら、保線作業員の詰所的な役割を果たしているようです。

 

DSC_5230
とまあこんな具合で。とにかく見事に八方ふさがりで、早くもやることが…

…っと、なにやら駅名標の下に入れ物がありますね。

DSC_5209
おおう。

こんな所に駅ノートがあったとは。しかも周辺案内つき。
早速読んでみますと、この駅から山道を下って、海岸へ出ることが出来るとの事。

その下りる道があるのが…

DSC_5331
ここ。

いやこれは…どうなんでしょう?
とは言え他にやること無いし…これは行ってみるしかない!

 

DSC_5250
とことで、次回は山道を下って海岸へ向かいます。

 

[参考リンク]
とびっきりの秘境駅に行ってきました 中編

Pocket