回送列車 -out of service-

ここは　天橋立　です。

そして今私は何故か天橋立を全力疾走させられています。

いや確かにこの日は伊根に向かっていたはずなんですけどね

「天橋立、自力で松林を真っすぐ突っ切るのと、車で海沿いをグルリ回るのとどっちが早いか」

と言う話が突如出てきまして。

色々あって、私ともう一人の同行者が松林を突っ切る役を仰せつかったわけです。

しかし冷静に考えて何の準備もなしにいきなり約3km走るのは無理があったよね。
次にここ走るときはカブにしような……

でまあ結論が出たんですけど、大体キロ4分半で走れたら車より早く対岸に着ける事が分かりました。

なお私は見事キロ5分半ペースで走り切った模様。皆に「遅かったね！！」と言われました。ひでえや。

ともあれこの時の体験はまた今後に活かされることでしょう。主に明日（17日）。

前置きが長くなりましたが、天橋立で置いて行かれることもなく無事に伊根に到着。

今回の訪問には細々と目的があったのですが、まずは伊根湾めぐり遊覧船へ。

船着き場の周りにはカモメ（ウミネコ）がたくさんいました。可愛いですね。

そう思っていた時期が僕にもありました。

船着き場の売店では地元の地酒『伊根満開』など色々販売されていますが
その中に当然のように「カモメのえさ」と書かれたかっぱえびせんが売られています。

このかっぱえｂ……もといカモメのえさを持ちこんで船に乗ると、近くにいるカモメが寄ってきてくれます。
伊根湾の景色を眺めながらカモメとも触れ合える、一石二鳥のアトラクションという事ですね。

ただそれにも限度ってもんがあると思うんだよね。

もうどう見ても触れ合いというより襲われていると言った方が良いレベル。
時期的に数が多いとは聞いていましたがこれほどまでとは。

カモメに制空権を完全に奪われたニンゲンの図です。目が怖いわ……ってフンが！！フンがカメラに！！！

たまらず階下に避難……

避難した事で直上からの攻撃は無くなりましたが、それでも側方から容赦なくやって来ます。
おかしいな、伊根の舟屋の景色が海から見られると聞いてこの船に乗ったはずなんだけどな……

結局航路の終わりがけまで猛攻は続きました。

しかして終わる頃にはフッと居なくなったので「よく出来たアトラクションやで……」とか思っていたら

次に出港する船の周りで普通に待機していました。まだ食うのかお前さんたち……

怒涛の湾めぐりを終えた後の一息。

カモメに襲われる中で微かに聞こえた船長アナウンスに「今年はイカが不漁で……」と言う話がありましたが
確かに海鮮丼で一番量が少ない具材がイカでした。味や量自体は十分満足。

ご飯を食べて、次の場所へ。

はい。みんなここはご存じだね。

いや私は知らなかったんですけどね。ブルーｱｰなんとかってゲームの背景に伊根の光景が使われたそうです。

でまあ個人的に面白いなと思った事で、ここの階段を登り切った先には潜水母艦長鯨に由来する碑があるんですよ。
これこそご存じの方はご存じかと思います。

その結果として、この伊根に艦これとブルーアーカイブの2つのゲームで縁のある場所が誕生しております。
一か所で二度おいしい……今日における真の一石二鳥はコッチだったかもしんねえ。

しかしまあ伊根は本当に景色の良い所ですからねえ。
この先ももっといろんなゲームなりなんなりの背景に使われたりするかもしれません。

そんな事を考えつつ無事帰路に付きました。なおカメラのフンはちゃんと拭きました……

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